半田清舟（杉野）の書道教室に通うなるたち。清舟にもう字は書かないのか、と聞くと「変な話だけどな、俺はお前らの書く字が俺の書く字だと思っている」と返答があった。なるたちが昇級して、この教室から書道家が生まれるかもしれない。それが楽しみであり、生徒が成長することが、彼のやりたかったことらしい。その後、清舟に作品を書くチャンスが巡ってきても、かたくなに書こうとはしなかった。
五島列島にも春がやってきた。なるは2年生になったが、新入生がおらず「歓迎したかった」と口を尖らせる。
そんな中、清舟の家に「一年生歓迎会」の招待状が届いた。新入生はいないはずなのに……と不思議に思って学校に行くと、なるたちが出迎えてくれた。教室には島の人たちが勢揃いだ。なるは「一年生歓迎会だけど、1年生がいないので代わりに、“一年先生”の半田先生を歓迎します！」と発表。今回の会は「一年生歓迎会」ならぬ「一年先生歓迎会」だった。「そういうことか」と思わず笑顔になる清舟。すべては子供たちが計画したものだという。
「メインイベント」として清舟が連れてこられたのは、巨大半紙が置かれた教室だった。なるから「先生にはずっと先生でいてほしい。先生の字を書くのが見たい！」と言われた清舟。島の人たちからも背中を押され、彼が書いたのは……。
ネット上では、なるたちが開いた歓迎会に「ほっこり」「可愛すぎる」「大号泣」とのコメントがあった。
なお現在、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、第1〜3話、ダイジェスト動画が配信中。
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