徳川家の血筋ではないことを理由に、その秘密を握る田沼意次(安田顕)に実権を握られていたことを五十宮倫子(小芝)に打ち明けた徳川家治(亀梨和也)だったが、依然として苦悩する日々が続く。
そんな折、倫子の元に定信から贈り物に隠された文が届く。そこには、江戸の歌舞伎役者に家治とそっくりな市川幸次郎(亀梨/二役)という役者がいると記されていた。そのことを家治に報告した倫子は、「幼い頃から勉学に励み、誰よりもこの国のことを思っている上様が間違いなく将軍の器に相応しい方」と言葉をかけ支える。
後日、幸次郎を呼び寄せ対面した家治は、自分とそっくりな顔に驚き、同じ血筋であることを確信する。そこに定信が現れ、「あなたさまは幕府を欺いた罪人として打ち首となるでしょう」とほくそ笑むのだった。
しかし幸次郎は、自分こそが桜田真太郎(猪塚健太)の息子であり、家治は9代将軍・家重(高橋克典)の息子だと提言。生前、2人の母となるお幸(紺野まひる)が桜田に宛てた文を家治に差し出すのだった。それを聞いた定信は「徳川の血筋であったか!」と声に出し、悔し気に立ち去る。
さらには猿吉(本多力)の死体と共に遺書が見つかり、倫子が流産するように毒を仕込んだことや、家基を池に落とし殺めたことが記されたていた。それらを知った定信は、「こうなったら力づくで奪うまでだ」と短刀を手にし……。
SNS上では、定信の恐ろしさに「目力強い」「怖すぎて嫌いになる演技」「ラスボス?」などのコメントが寄せられた。
次回、最終話(第11話)は3月28日に放送される。家治が倒れる。なお現在民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、第1話~第3話、ダイジェストなども配信中。
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