「被告人は前へ」。ここは東京地方裁判所だ。被告人である「帝和建設」土木設計部長・狩山陸（木村）は、裁判長から「被告人を懲役1年6月に処する」と言い渡された。狩山は「龍神大橋」の設計業務責任者だった。しかし、建設中に橋が崩落し、死者や重軽傷者を出す大事故を起こしていた。
移動のため、手錠をかけられ、護送車に乗り込んだ狩山。収容されたのは「国立刑務所」だった。
面会には妻の玲子（天海祐希）が来てくれた。しかし、彼女からがんだと告白された。裁判中に転移が見つかったという。最悪の場合、持って1年。玲子からは「この世で会う最後だと思う」と言われた。
じつは事故は狩山の落ち度ではなかった。ある原因があったのだが、それを社長の磯田典孝（小日向文世）に隠蔽するよう言われたのだ。真実を知った玲子から「会社の誤魔化しに加担したってことじゃない？ あなたは真実に蓋をしたのよ？」「ただの嘘つきじゃない！」と言われ、狩山は意を決する。弁護士の秋澤良人（斎藤工）に裁判のやり直しを求めて……。
ネット上では、狩山が手錠をかけられるシーンや刑務所のシーン、さらにはリアルな橋崩落、爆破事故など驚きのシーンが多々あり「辛すぎる展開」「見入ってしまう」「謎だらけ」とのコメントがあった。
次回は5月2日に放送。狩山はある計画を立てる。
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