20年ほど前、仲の良いディレクターからある話を聞いた小木。当時、「天才少年現る！」といった企画があった際、番組で競馬を当てる子供に取材をしたという。少年は、競馬新聞を見たら「これが当たる」と言い当てるらしい。
いざロケをやってみると、1レースから5レースまですべて的中。しかし、その番組はお蔵入りになってしまった。理由として「（その少年の将来を考えたときに）当てたことで、悪い人が近づいてくるし、誘拐される可能性もあるから」とのこと。蛍原も「ほんまにいい判断かも」とうなずく。
当時、小木は「霊能者って競馬が分かるんだ！」と思ったという。知り合いの中で、母親が霊能者で、その力を引き継いだ娘がいることが分かった。その女性に「競馬できる？」と聞いてみると「競馬だったら当てられますよ」との返答が。そんな彼女を誘って、競馬場へと向かった。
その女性は、競馬新聞3紙を手に、パドック（レース前に馬の状態を見ることができる場所）をチェック。小木が、なけなしの4、5万円で、その女性の言う通りに馬券を買うと「その日、百何十万円になった」と回顧。スタジオを驚かせた。
これで味を占めた小木だったが、彼女の師匠的な人から「霊のパワーを欲に使ってはいけない」との注意が。欲のために使うとパワーも落ちていくため、女性から「これ以上は教えられない」と言われたと明かした。
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