今回の依頼人は、双子の兄がいる男性。若い頃、舞台のシナリオライターとして活躍したこともあった父が手に入れ、50年以上にわたり書斎に飾って大切にしていたという横尾のポスターを鑑定してもらいたく、番組に応募した。父は酔うと「あれは凄いお宝なんだぞ!」と言っていたので、その言葉が本当なのか、価値が知りたいという。
美術界の奇才、横尾は現在86歳。創作意欲は衰えることなく精力的に作品を発表し続けている。依頼品は、1966年状況劇場、第8回公演「腰巻お仙」のために制作されたポスターであり、公演に先立って関係者に送付されたものである。
本人評価額は期待を込めて50万円であったが、鑑定結果はそれを大きく上回る高値。鑑定士の山村浩一は“本物である”と鑑定。「ポスターで本物と言われても違和感があるかもしれないが、印刷物ではなくシルクスクリーンという技法で作られたものであり、当時からアート作品という立ち位置であった」と説明。さらにこの作品は、1970年にニューヨーク近代美術館が開催した『世界ポスター展』にて60年代を代表するポスターとして第1位を獲得し、横尾がアーティストとして認められた記念碑的な1枚なのだと明かした。
「双子で割りやすい金額じゃないですか。お兄さんともよく会議して」とMC・今田耕司に言われた依頼人は「オンエアを言わなければいい……」と冗談めかし笑った。
次回は1月17日に放送。幻のエレキギターが登場する。
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