数日前に先輩2人で仕掛けておいた、東京湾でお借りして持ち込んだアナゴ筒で、今年もアイツを狙っていた。
松岡「入ってるかな。ヌタちゃん」シンタロー「何が入ってるんですか?_」
後輩は、初対面となるそいつは…、DASH島の冬の名物・深海魚・ヌタウナギ。
秋田県男鹿半島では冬の保存食に。
DASH島でも毎年、焼いたり、燻製にしたり、美味しく食べてきたのだが、それには、城島が本場秋田で学んだ、素手で内臓を抜く伝統の奥義が必要。
しかし、この技術を会得しているのは、城島のみ。なのに…
島唯一の継承者・城島も五十肩が日に日に悪化し、松岡長瀬にその奥義を教えようとしたものの、見た目の気持ち悪さから、メンバーは奥義の継承を拒否。
そこで、白羽の矢を立てたのが、素潜りも得意。
野性味あふれる若手・シンタロー。
未来ある後輩へ、その奥義を伝承!
この日の獲れた活きのいいヌタウナギを使って、まずは師匠城島がお手本。
ポイントは、指さばき。「中指で挟んで、真下に搾るように抜く」そう言うと、
無駄のない動きで、内臓だけを見事に抜き取った。
動き回っていたヌタウナギが棒のような状態に。これが内臓をキレイに取り出せた証拠。
早速、後継者候補・シンタローもやってみるが、城島「まだ出てない。滑ってる感じやな」
ヌタウナギの粘液・ムチンで滑ってうまくいかない。
さらに力を入れてみても、なかなか上手く内臓を抜き取れない。
「体ごと落す感じで!」「ダンスのゲットダウンみたいに!」と師匠城島の指導にも熱が入る。
シンタロー「なるほど!ゲットダウンですね!ザッと素早く!」
そして、絞ること20回目。ついに…
「出た!(内臓)全部出た!」
だが、後継者シンタローは「いや~!この辺がかゆい~!」
と、その気持ち悪さから、首がやたらムズムズするらしい。
とはいえ、ひとまず「伝承式、完遂や!」と師匠城島。
あとは、天日干しに。港を抜ける冷たい風を受け、4時間もすればカラカラに。
これを適当な大きさにブツ切りにして炭焼きに。火が通ると「中から身が出てきた」
皮が縮んだ分、筋肉質の身が飛び出す。その味は「イカみたいな味」。
松岡「(素焼きなのに)なんでこんな甘いの?」城島「干して旨味が凝縮した」
確かに調べてみると、ヌタウナギは、必要最低限の脂が皮の周りに。
乾燥により、その旨味が凝縮されたと考えられる。
「2代目ヌタウナギマスターとして、任せて下さい」シンタローに継承者の自覚が出てきた。
その姿に城島「それはそれで寂しい」
【DASH島 特設サイト】
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