本作は、「SP」シリーズや「BORDER」などで知られる直木賞受賞作家の金城一紀が、5年以上かけて構想したアクションエンタテイメント作品。元自衛隊員の稲見朗（小栗）と元公安の田丸三郎（西島）らが所属する公安機動捜査隊特捜班が様々な葛藤を抱えながら、謎のテロリスト集団“平成維新軍”を始めとした規格外の敵に立ち向かっていく姿が描かれる。
第1話では、警察庁警備局長・鍛冶大輝（長塚京三）から指令がくだされ、稲見や田丸、吉永三成（田中哲司）、樫井勇輔（野間口徹）、大山玲（新木優子）ら秘密部隊5人は、新幹線に乗車する文部科学大臣を貶めようとするテロリスト2人と対峙。見事な連携プレーで事なきを得る。
また別の日には、首に爆弾を巻かれた外務大臣の息子・宇田川圭介（白洲迅）が広場に現れ5人も現場へ。圭介はこれまで、薬物や傷害など数々の罪を犯してきたが、親の権力によって逮捕を免れてきた。犯人は息子の罪を隠ぺいしてきた外務大臣に、ニュース番組での公開謝罪を要求。5人は実行犯の逮捕に向けて動き出す。
本作は、タイムリミットが迫る驚愕の展開の数々に目を奪われるのはもちろん、小栗と西島が見せる華麗なアクションシーンも見どころの一つ。派手な立ち回りで犯人を制圧する稲見と、常に冷静沈着な動きで犯人を追い詰める田丸、撮影に入る1年前から訓練をしたという2人の鍛え抜かれたアクションは必見だ。
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