前回、取材でメキシコを訪れた関は、ミイラ化した人類以外のミイラと対面。ミイラは“クララ”と呼ばれ、ペルーのナスカ付近で発見されたという。調査によると、ミイラは女性の遺体で、人間による改造の痕跡は見つかっていないそう、年代測定ではおよそ1000年前と推定された。
また、クララと同じナスカ付近で発見された男性の遺体とされる“マウリシオ”と呼ばれるミイラも発見し比較したところ、女性の遺体だけ胸に金属のプレートが埋められていることがわかり、何らかのコミュニケーションのためにこのプレートが使われていたはずだと人類学者は語る。
しかし、この取材の1か月後、ペルー文化省がメキシコで発見されたミイラにそっくりな2体を鑑定し、「ミイラの偽物」と断定。一見、同じミイラを鑑定したかと思わせる発表の仕方だったが、メキシコ発表のミイラは2017年にナスカで発見されたもので、ペルー発表のミイラは2023年に空港の物流倉庫で発見されたものだと知る。
関は、ペルーのミイラは、メキシコのナスカでミイラ発見されたあとに、ペルーの町おこしの一環で民芸品として製造したレプリカだと推測。実際、現地に訪れ民芸品ミイラの制作者に接触すると、「そうです。ペルー政府は私の民芸品を勝手に調査しミイラの偽物として断定したんです」とコメント。
関は一連の報道とこの事実から、メキシコとペルーで見つかったミイラをあたかも同一かのような印象を与えている裏には、ねじ伏せたい何かがあると推測。報道の裏にある思惑を探るため、ペルーでメキシコのミイラの分析を担当した研究者の一人に接触すると、驚きの事実が語られ……。
なお、この日の放送では、あばれる君が常磐線沿線の土地に眠る都市伝説に迫る「やりすぎ都市電鉄・常磐線編」、芸人らによる「明日しゃべりたくなる!都市伝説ショート」も特集された。現在、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、スペシャル動画なども配信中。
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