＜決勝進出＞
真空ジェシカ（ガク、川北茂澄）、令和ロマン（高比良くるま、松井ケムリ）、ダンビラムーチョ（大原優一、原田フニャオ）、くらげ（杉昇、渡辺翔太）、モグライダー（芝大輔、ともしげ）、ヤーレンズ（楢原真樹、出井隼之介）、マユリカ（阪本、中谷）、さや香（新山、石井）、カベポスター（永見大吾、浜田順平）、敗者復活戦を勝ち抜いた一組。
――『M-1グランプリ2023』決勝進出を決めた今のお気持ちを聞かせて下さい。
新山：ホンマにホッとしています。よっしゃあ！ というよりは、ああよかったという感じですね。ここで負けていたら、“ああ、落ちたな”という感覚になってたと思うので、それを回避できてよかったという思いです。
石井：全く同じですね。（ファナリストの発表時は）もちろん決勝へ行くつもりで、呼ばれるつもりで立っていたんですけど、いろんなコンビが呼ばれていく中で、緊張感は上がり続けて、呼ばれたときには“よかった”とホッとしました。
新山：東京で新幹線に乗って、新大阪で財布をなくしたことに気づいて、東京駅に電話したら、「財布ありました」って言われた時の感覚とまったく一緒といいますか。耐えたぁ！ という感じですね。
――今年のコピーが「爆笑が、爆発する。」ですが、これまでの戦いを振り返り「爆発した」と感じる瞬間はありましたか？ あれば、教えてください。なければ、「爆発する」のに必要なものは何だと思いますか？
石井：僕は、大阪の「森ノ宮よしもと漫才劇場」の出番のときにネタをしている中で、気合が入りすぎてブラックアウトしかけた時ですね。熱が入りすぎて、ウケるところでウケてないってなって焦って心臓がバクバクして、でもネタは最後までやって、周囲にはバレてないなって思ったときに、“あ、プロやな”って思いました。
――爆発するほど気合が入っていたと？
石井：そうです。今ではその爆発も調整できるようになりました。
新山：昨年よりも今年の準決勝では、緊張は爆発していましたね。それもあって、ホッとしたところが大きいんです。全然ちゃいましたね、緊張が。昨年は負けてもしゃあないか、という気持ちが大きかったんですが、今年は負けたらヤバイと思っていました。
――「ファイナリストの中で自分たちが一番○○だ！」……「○○」に入るのは？（自分たちの強み、持ち味はどこだと思いますか？）
新山：身長差ですかね。ファイナリストの中では、『M-1』の優勝トロフィーにもっとも近い身長差です。今年でいうとダンビラムーチョさんも身長差ありますけど、大原さんが小さすぎて、トロフィーより身長差が開きすぎているんですよね（身長差16cm）。
――ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは？ それはなぜ？
石井：真空ジェシカは同期で意識していますね。ヘンなことをするので、出番が後はイヤやな、とか、2017年はマヂカルラブリーさんのあとでイヤな思いをしたので。そういう意味では意識します。
新山：僕、カベポスターですかね。大阪に戻ったときにはカベポスターと仕事の取り合いになるので、意識しますね。永見（大吾）が『探偵！ナイトスクープ』の探偵になったとき（2023年5月12日～）は、「よしもと漫才劇場」の先輩たちもだいぶザワついていたので、その先輩たちの分も背負ってカベポスターを倒したいです！
――優勝賞金1000万円の使い道は？
石井：僕は父親が82歳になって、昨年もネタでも言っていたんですけど、運転免許証の更新をしたという連絡がきたので、車を買ってあげれたらいいなと思っています。返納するのは次の更新かなって言ってました。
新山：『M-1』のエントリーフィーが2000円なので、賞金500万円から来年の『M-1』のエントリーフィー2500組分おごります。僕らが優勝して『M-1』を卒業していると想定しての話なので、2500組増やして、『M-1』をさらに激戦にしたいと思います。
――今後、優勝者／ファイナリストとなり、さらに出演番組も増えていくかと思いますが、どんな番組に出演されたいなどありますでしょうか？ご自身の冠番組でも結構です。
新山：『名探偵コナン』の映画で本人役とか？
石井：それエエなあ。
新山：『ちびまる子ちゃん』とかね。本人役で国民的アニメに出れたら売れたでしょ！ 国民的アニメの中に入りたいです。
石井：ドラマの本人役もいいけど、確かにアニメの本人役は出たいなあ。
新山：台詞は棒読みで。
石井：なんでやねん（笑）。
新山：これまでで一番棒読みでやって、棒読みが爆発って言われたいです。
――『M-1グランプリ』決勝へ向けた意気込みを一言で！そして、相方にも一言！
新山：（決勝に向けて）決勝は運やと思っているので、楽しんでやるだけ。“絶対に勝つ”と言える大会ではないと思っているので、運にお任せして、楽しくできたらいいなと思います。
石井：（決勝に向けて）2年連続で、決勝は3回目ですが、そこはまったく気負うことなく新鮮な気持ちで楽しくやり切った先に結果がついてくるっていう気持ちで臨みたいです。
――では、相方に向けて一言お願いします。
新山：自己紹介で噛まないように。
石井：お前やろ（笑）。
関連リンク
【動画】『M-1グランプリ2023』
「漫才師でもない奴が何故審査をするんだと非難もされ…」 あのM-1辛口審査員 勇退
マユリカ、カベポスターら『M-1』決勝進出者が決定！会見の様子をTVerで配信中
決勝進出の９組を争った「Ｍ-１グランプリ2023 準決勝」激闘の記録 ベストキッズ賞 ベストアマチュア賞も発表！
ダブルヒガシ『M-1』ワイルドカードで準決勝へ