高橋海人​​“若林”と森本慎太郎​​“山里”に伝えたい「ありがとう」『だが、情熱はある』最終話

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『だが、情熱はある』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)最終話。

オードリーの若林正恭(King & Prince・高橋海人)と南海キャンディーズの山里亮太(SixTONES・森本慎太郎)の半生が描かれた本作は、最後の最後まで“らしさ”に溢れていた。

もちろん、大きなライブや結婚などはあったが、最終話にありがちな大きな事件や視聴者がひっくり返るようなことは起きない。それで良かった。それが良かった。

もう日曜の夜にふたりに会えないのは寂しいけど、若林と山里がいるかぎり、話の続きを追いかけることはできる――。あーあ。幸せな3か月だったなあ。

最終話で魅せた圧巻の漫才



2019年。芸人を始めた当初とくらべると、ふたりも売れっ子になって、見る景色が変わった。だけど、核となる部分は変わっていなくて、山里が悩むことだって、若林が想うことだって、いろんなものをとっぱらって中心部分だけ見れば、学生のころや若手のときに抱えていた感情と何ら変わりはなかった。

ふたりの頭の中にある苦悩や嫉妬は、かたちや大きさは違えど、我々の中にもあるものだ。抜群のナレーションでドラマを彩ってくれた水卜麻美アナウンサーが、劇中で「ほとんどの人において、まったく参考にはならない」と語っていたが、特に“ほとんどの人”から外れる人にとって、刺さりまくったシーンがいっぱいあったと思う。

2021年。若林と山里のユニット「たりないふたり」の集大成ともなる生配信ライブ「明日のたりないふたり​​」が始まった。コロナ禍もあって無観客。54000枚のオンラインチケットが売れ​​た注目のライブだ。

思えば第1話のはじまりもこのライブだった。当初は、“イメージとして”真逆にいる高橋と森本に「若林と山里を演じられるのか」と不安の声があったが、そんな心配は1話の冒頭数分ですぐに消し飛んだ。そこに若林と山里がいたからだ。本編を見ながら、そんなことを思い出していた。

劇中で披露された「たりないふたり​​」の漫才は完璧で非の打ち所がなかった。ふたりが“想い”を乗せたシーン、クリー・ピーナッツ(かが屋/加賀翔、賀屋壮也)が出てきたシーン……いろんなことを感じて、涙する人も多かったのではないだろうか。

そしてラストには、このドラマが決まり『午前0時の森』でキャストが発表された瞬間、若林がドラマの現場に差し入れを持っていくシーン、山里が森本をラジオのゲストに招くところなど、ここ数か月のふたりも描かれた。画面上で同じ人間がふたり出ていたものの、もう自分の中で、高橋と若林、森本と山里とわかれていたので、何の違和感もなかった。

幸せな3か月を「ありがとう」



このドラマを見終えたあと、真っ先に「ありがとう」という言葉が浮かんだ。若林や山里へはもちろん、ドラマスタッフ、キャストのみなさん。この作品に関わるすべての人に伝えたい気持ちだ。苦しいシーンも多かったけど、全話完走してみると爽快感しかないし、今は幸せな気持ちで溢れている。ありがとう。

この3か月間、『だが、情熱はある』を楽しみに生きてきた、という人もいるだろう。そこまで情熱を傾けられる作品に昇華させたのは、間違いなく、高橋海人と森本慎太郎の存在が大きい。もはや視聴者の「うまい」「再現度がすごい」との反応を“当たり前”にしてしまったふたりは化け物だし、ふたりがいたから、このドラマを深く愛せたと思う。ありがとう。

そして、高橋と森本のファンは、ふたりを“誇らしく思える瞬間”が多々あっただろう。若林と山里のファンだって、さらに高橋と森本のことを好きになったはず。彼らを、このドラマを、推してきて良かった……。スタッフ・キャストのみなさん、改めて本当にありがとうございました。

『だが、情熱はある』は最終話を迎えたが、まだ終わりではない。これからも彼らは生き続けて、リアルな世界で笑いや感動を届けてくれるはず。これからも4人の『だが、情熱はある』を追い続けたい。

文・浜瀬将樹

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