好感度上昇サプリに振り回されて嫌気がさした谷村は、恋人の斉藤佳奈（生駒里奈）にも辛くあたってしまう。
同僚たちの前であたり散らしてしまい、好感度の高い自分の評価の影響で、佳奈の好感度は下がり続けていた。好感度が0になると佳奈を死なせてしまうと思った谷村は、電話口で泣く佳奈に「本当に好きだと思う男と、今度こそ一緒になってくれ」と告げる。
佳奈を守るために距離を置いた谷村は、自分の無力さに打ちひしがれていた。さらに、高い好感度を保ち続けていた人気インフルエンサーのNORI（久保田かずのぶ／とろサーモン）にも追い詰められてしまう。谷村と同じく好感度上昇サプリを服用していたNORIは、公開討論の生放送で谷村を徹底的に論破。NORIの目的は、公の場で谷村を蹴落とし、好感度を奪うことだった。
好感度が0に近づき、「人の評価なんていらない。俺なんか、消えてしまえ」と自暴自棄になった谷村は、すべてを終わらせることに決める。終業後の会社のデスクで、谷村は好感度という不確定なものに振り回されてきたことを悔い、自分にとって本当に大切なものを紙に書き出していく。そこには、親友の長谷川拓也（山口大地）や佳奈の名前、そして、好きなことや幸せだと思うことが綴られていた。
好感度で渇望を満たすことのできなかった谷村は小説を書き、新人文芸大賞を受賞する。記者会見では「皆さんに一つだけ言いたい」と切り出し、「どうか周りの目を気にせず、自分が好きだと思うことと向き合い、そして、それぞれがやりたいことを思う存分やってください」と訴えた。そんな自らの思いを吐き出した谷村の前に、ある人物が現れる。
谷村が迎えた物語のラストに、ネット上では「最後まで楽しかった」「素敵な終わり方でした」「不思議な話だった」などのコメントが寄せられた。
なお、現在TVerでは、第1話～最終話まで全話が配信中だ。※6月5日（月）終了予定
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