茨城県日立市の「珉珉」は、本番組が最初に紹介した町の中華料理店。「来てくれる人みんな無料にしてやりたい」と会計をおまけし、お客さんが断ると「騒ぐんじゃねぇ」と経営者らしからぬパワフルな名言を放つ陽気なホール担当・鈴子ママといつも笑顔の調理担当・宏パパの夫婦で経営していたが、84歳(当時)の宏パパの腰痛により、2022年12月31日に閉店した。今回は、これまで放送した内容も踏まえて、「珉珉」の閉店に密着した。
2022年12月、2年間取材を続けた流川ディレクターのもとに、鈴子ママから閉店の連絡が。お店に向かうと、鈴子ママは「(今日は)どこに来たの?」「実家でしょ!」と言いながら自宅へ招き、ディレクターを本当の孫のようにもてなす。嬉しそうにデザートやお抹茶を振る舞い、独学のピアノまで披露する鈴子ママ。さらに、お店にはたくさんの人が訪れ、宏パパも「仕事が楽しくなってきたよこの頃」「今年もきれいな料理を作って終わりたい」とやる気を見せた。
そんな「珉珉」の最終日、常連さんや同級生が挨拶に訪れ、2人がお店のことを振り返っていると、宏パパが最後のまかないを作るために中華鍋をふるい始める場面が。また、ディレクターがお店の名前の由来を尋ねると、「王も民も平等においしいものを」という「珉珉」らしい思いが語られた。
笑顔の絶えない仲睦まじい夫婦の姿に、ネット上では「素敵な夫婦」「ボロボロ泣いた」「仕事を頑張ろうと思った」といった反響が見られた。
次回は2月21日に放送される。
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