DASH村 ~出穂・いもち対策~

取得元:https://dogatch.jp/news/ntv/ntvtopics_104756/detail/

福島DASH村からわずか5kmの葛尾村の田んぼで、5月末に行った21度目の田植え。
それから2カ月余りで、16㎝だった稲の高さは82cmにまで生長。
一見順調そうだが、気になるのは「茎がどれくらい太いか」。
見てみると、茎は太く、本数も増えていた。「対策が効いたんやね」
それは3週間前、細かった稲を太くするため、藁をもじった縄で稲にストレスを与える対策をしていた。


その効果か、茎から栄養をたっぷり吸収し、頑丈に。そして、待ちに待った、アレが。
「穂があるか見てみて」と太一が言うと、シンタローと岸は「ほ?」とピンと来てない様子だったが、岸が稲から伸びる穂を発見!茎と葉っぱの境目から穂が出てくることを「出穂(しゅっすい)」と言う。
しかし…城島「当時、明雄さんが僕らをからかって、“でほ"って言ってた」
福島DASH村で、明雄さんは米作りの予定表に書いてある「出穂」の文字をみると、「でっほ」と読み、からかっていた。


「白いパヤパヤしたの卵ですか?」と、穂を見ていたシンタロー。
それは卵ではなく、稲の花。穂が出た直後に粒が割れ、おしべがでてくる。
おしべから花粉が出て、めしべにかかることで受粉し、実が膨らんでやがて米になる。


と、茶色く枯れた葉を発見。「全体に広がってる。いもち病やな。対策したやけど追いつかんやったか」
最初に見つけたのは、7月半ば。「ちょっとまずいかも。なんとかしないと全部枯れる」と心配する城島。
いもち菌は空気感染するため、ほんの一部でもかかってしまうと、田んぼ全体に広がってしまう。
そのため、米農家にとって最も恐ろしい病気。幸いこの時点で、感染しているのは20株ほど。
そこで、TOKIO秘伝の「無農薬農薬いもちバージョン」を作り、いもち菌に直接かけるだけでなく、田んぼ全体的にかけて、これ以上広がるのを防ごうとした。


しかし、3週間後。収まるどころかむしろ拡大。考えられる原因は、田んぼ全体を覆う霧。
稲が湿っている時間が長いほど、いもち菌が増殖しやすい。山に囲まれ気温の変化が大きい土地は霧が出やすく、いもち菌にとって格好の増殖場所。さらに今年の8月は、雨が多く、多湿だった。
菌の増殖は城島の予想を上回り、田んぼの北東側一体に広がり、このままでは、全滅してしまう恐れも。
全滅を避けるための城島の決断に、シンタローと岸が驚く。「え~!切っちゃうんですか」


18年前、福島DASH村でいもち病が出た時、被害のひどい株を刈り取った。
この苦い経験以来、いもち病には十分気をつけてきたつもりだったが…。
今回も全滅を防ぐためには、いもち病になってしまった稲をどんどん刈り取っていくしかない。
「今年初めての収穫がこの形って虚しいですよね」「勿体無い」という岸とシンタローに、「必要な作業なんだよ」「他の稲を助けるためにね」と諭すように言う松岡と太一。
刈り取ったのは254株。菌自体を取り除いた上、風通しもよくなる為、これ以上の拡大を防げるはず!


とはいえ、霧が出やすいこの田んぼには、常にリスクが。
いもち病にかかりにくい強い稲にするため、向かった先には、たくさんのヤギの姿が。
「ひさびさにみるな~」「グッとくるものがあるね、福島で見ると」
TOKIOにとってヤギといえば、10年以上一緒に過ごした村の仲間。


やって来たヤギ牧場『がらがらどん』を営む会津勉さんが、ヤギ牧場を始めたきっかけは、「DASH村の八木橋を見てから」。
早期退職後、栃木県でヤギ牧場を営んでいたが、震災後、除染関連の仕事で葛尾村を訪れた際、「なかなか人が戻ってこない。村を活気づけるには人を呼ばないと」と、9年前、福島に移住。
餌やりや散歩などヤギと触れ合えるこの牧場を、今年5月にオープンさせた。ここには、80頭のヤギたちが。


ここで頂きたかったのが、お米の殻・もみ殻。もみ殻くん炭(たん)を作る為の材料の一つ。
くん炭作り専用の道具があり、その中で火を燃やし、熱で燻して炭にすることから、燻炭(くんたん)。
農家にとって馴染み深い肥料の一つで、土に混ぜ込むことで根の張りや水はけをよくする効果が。
今回は田んぼに撒くことで、もみ殻に含まれるケイ素が、葉の細胞1つ1つにくっついてバリアとなり、いもち病にかかりにくくなる効果が。
専用の道具がなかったため、城島が燻製システムを発案。


その設計図を元に、太一と岸が向かったのは、葛尾村で牛と羊の畜産農家を営む吉田さん。
田んぼの開拓当初から、草刈り機やチェーンソー、油圧ショベルなどをお借りしている。
「僕らで言うドラえもんみたいな。ヨシえもんだよね」
そんな吉田さんにお目当てのドラム缶を分けて頂いたが、ここでまさかの大雨に見舞われ、一時牛小屋へ避難。
前回二宮が新宿DASHにきた時も豪雨だった為、「嵐だ!」「また二宮が来る?」と口にする2人。


他にも、城島の設計図には必要なものが・・・。
豆腐屋が使うと聞いて思い出したのが、葛尾村で行きつけの石井食堂で出会った渡辺さん。
早速、渡辺豆腐屋さんを訪ねた。
2代目渡辺さんご夫婦が、毎朝5時から仕込むお豆腐は、ミネラル豊富な地下水を使った、大豆の旨味たっぷりのこだわりの木綿。ここ都路地区も10年前の震災で避難を余儀なくされたが、昔ながらの味を絶やしてはいけないと、5年前、豆腐作りを再開。
その自慢のお豆腐を頂くと「うまっ!豆の味もしっかり感じる」と絶賛。


さらに、水を切った木綿豆腐を三角に切り、低温と高温でじっくり2度揚げした三角揚もいただく。
「うまっ!ふわふわ!」と美味しく頂いていると、そんな食べっぷりに、「涙が出ちゃった。興奮して」と渡辺さんも思わず涙が。
そして、ようやく本題の一斗缶の話に。油を使い切って処分する一斗缶を頂けた。
が、田んぼに帰る途中、土砂降りに。というのも、西日本を進んでいた台風9号が温帯低気圧に変わった後も、発達した雨雲の影響で、遠く離れた葛尾にも局地的な大雨が。
その後、田んぼ周辺で土砂災害警戒情報が出たため、いもち対策のもみ殻くん炭を作れないまま、ロケを中断。


翌週、この日もあいにくの霧。しかも、ロケに来れたのが、松岡とシンタローだけ。
「こんなの城島リーダーと国分さんいなかったら無理」と松岡。
もみ殻くん炭作りに、この二人には荷が重いと思ったか、城島がしっかりとメモを書いていた。
もみ殻を熱で燻して炭にするため、まずは、松岡が煙突用の竹を切り、シンタローは火を燃やし続けるため、一斗缶に穴を空け、空気穴を作る。


次に、火をつける作業。しかし「こういうのこそ国分さんのはず」
そう、火起こしはいつも、キャンプが趣味でもある太一がやり、松岡はそれを見るだけだった。
「やってみよう、とりあえず」と、とりあえず火を起こしてみる。
そして無事火がついた一斗缶を、安全を考慮してドラム缶の中へ入れ、煙突を取り付け、一斗缶の周りにもみ殻を入れた。
しばらく燻して全体が黒くなったら、中身をとりだし、水をかけ冷まして、もみ殻くん炭の完成!


「じゃあ、これを撒いて行こうぜ」稲の株と株の間にくん炭をまんべんなく撒いていく。
さらに、水に浮いたものは、田車のギザギザの車輪で、土と一緒にかき混ぜなじませる。
「これでいもちがマシになってくれれば」
根から吸収すれば、葉っぱにバリアができ、いもち病にかかりにくい強い稲になるはず。


「これでちょっと変わるといいですよね~」
ようやく穂が出揃い、これから1粒1粒に実が詰まっていく。順調にいけば、ひと月あまりで待望の稲刈り。
しかし…「事件事件事件!やばくないですか?これ!」
いもち病とは違う新たな敵が!?

【DASH村 特設サイト】



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