いま、多くのひとが“日常”から遠く離れた現実に向き合っていて、テレビや映像メディアもまた、かつてない激変の真っ只中。リモートで収録する手法が活発化したり、タレントたちがSNSで自撮りの映像を発信したり。同番組では、そんないまの状況や今後について、局もジャンルの垣根も越えて語り尽くすことに。
5月頭に行われた番組収録は、出演者やスタッフの安全と健康に配慮し、完全にリモートで敢行。出演者たちは、それぞれの自宅や会社にいながら、オンライン通話アプリで互いにやりとり。話題は、インスタライブがもたらすもの、ドラマの再放送の可能性、星野源の「#うちで踊ろう」についてなどで、大盛り上がりしたという。
NHK討論番組に初出演となるフワちゃんは、YouTubeとテレビのバラエティ番組の垣根を越えて活躍する彼女だからこその視点で議論に参加。大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で注目された野木は、フィクションの作り手としてどのように社会と向き合うか、自らの姿勢を語る。
また、『進め!電波少年』(日本テレビ系)シリーズでおなじみの“T部長”こと伝説のプロデューサー・土屋は、現在の状況をテレビ人生最大の衝撃として捉え、テレビ制作者たちに危機を訴える。
人気バラエティ番組『ゴッドタン』(テレビ東京系)などで知られるプロデューサーの佐久間は、SNSやオンライン通話アプリを用いた新しい試みに触れる一方、この時期にテレビが新しい価値観にアップデートする必要があるという考えを示す。
自他ともに認める「テレビっ子」であるヒャダインは、自身が思いがけず「テレビ離れ」に至っていることを告白。ニュースコンテンツをインターネットで配信するなど、メディアプロデューサーとして活躍する疋田は、様々な立場でメディアに携わるひとたちが試行錯誤している現状を捉え、「“何か”が生まれる直前」のようと評し……。
約3時間におよぶ収録を終えた出演者たちは、最後には「オンライン打ち上げしましょう!」「いつかリアルで会いましょう!」と約束を交わしていたという。彼らたちの熱いトークに注目したい。
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