桃屋の「メニュー開発」
海苔の佃煮「ごはんですよ!」をはじめ、様々な人気商品を販売している「桃屋」。この6年間は増収増益と絶好調の業績です。それを支えるのが「メニュー開発」。商品を使ったレシピをホームページに掲載しています。
レシピが広まれば、料理を作るために商品をたくさん買ってもらうことができます。実際、メニュー開発を始めてから、年間売上げが約15%もアップしました。
オリジナルレシピは300品以上!
桃屋のホームページでは、商品を調味料がわりに作ったオリジナルレシピが335品も見られます。塩コショウの代わりに「ごはんですよ!」で味付けした「黒チャーハン」等が掲載されています。
さらに休日には、桃屋のスタッフがスーパーに出向いて試食販売を行い、気に入ってもらえた人にはレシピを手渡しして、オリジナルレシピをアピールしています。
レシピを手がけるのは、商品開発部と〇〇?
ホームページに掲載したレシピのうち約2割は、商品開発部が新商品の開発と並行して考案していますが、残りの約8割を考案したのは、桃屋創業家の孫で現社長の奥様。
その奥様が考案したレシピの一つが、「キムチの素」と余ったフランスパンを使用したアイデアレシピ「キムチの素パンリゾット」。
小さい頃から慣れ親しんだ商品知識と、主婦ならではの知恵がいかされています。奥様は社員ではありませんが、アドバイザーという立場でアイデア出しを行っています。
商品開発部と奥様の試作品は、月に1度、社長も出席するメニュー会議で試食します。ポイントは「どこにでもある食材で、誰でも簡単に作れる」こと。
この会議で、ホームページに掲載するかどうかの最終判断が下されます。
桃屋の売上げUPは、食品メーカーの枠を超えた“レシピへのこだわり”に支えられていました。
経済のことが学べる
がっちりマンデー!!
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