メルカリ✕アントラーズ、小泉氏のゲームプラン

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「スタートアップ」が未来を創る――。話題のスタートアップや、イノベーティブな起業家をいち早く取り上げる「ビジネスにスグ効く」経済トークショー『日経STARTUP X』。PlusParaviでもテキストコンテンツとしてお届けする。

メルカリは2019年、サッカーJ1の鹿島アントラーズの経営権を取得した。サッカークラブの経営権を巡っては、RIZAPグループが2018年4月に湘南ベルマーレ(神奈川県平塚市)の経営権を、サイバーエージェントが同年10月にFC町田ゼルビア(東京都町田市)の経営権をそれぞれ取得。ITや新興企業の経営参画の動きが相次いでいる。メルカリは鹿島を舞台にサッカーだけでなく地域も巻き込んだ壮大な実験に取り組む。小泉文明会長が描く未来を聞く。

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瀧口:今日の日経STARTUP Xは特別企画です。今回は茨城県鹿嶋市にあるカシマサッカースタジアムにやってきました。いつもはオフィスからお届けしておりますが、今日は特別にスタジアムからお届けします。

村山:広いところで気持ちがいいですね。

瀧口:しかも大型ビジョンに「日経STARTUP X」のロゴまで付けていただいて。

村山:おそらく日経STARTUP X史上最大のロゴ表示ですよね。

瀧口:ありがとうございます。

瀧口:ではゲストのお二人をご紹介させていただきます。メルカリの会長で鹿島アントラーズFC代表取締役社長でいらっしゃる小泉文明さんです。よろしくお願いします。

小泉:よろしくお願いします。

瀧口:そして元サッカー選手で現在はアントラーズFCマーケティングダイレクターを務めていらっしゃる鈴木秀樹さんです。鈴木さん、よろしくお願いします。

鈴木:よろしくお願いします。

瀧口:今日はあいにくの雨ということで芝生の様子は見られないんですが、レアな様子が見られますね。あれは何をしているところなんでしょうか。

鈴木:今養生中ですね。気温が下がっているので。

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瀧口:あのピンクのライトは何でしょうか。

鈴木:あれは太陽光と同じ成分の光を当てて成長を促進させている状況です。

瀧口:こういう所はなかなか見られないですから貴重ですね。

村山:ハイテクな感じがしますね。

瀧口:ではお二人にはこの後たっぷりお話を伺っていきます。よろしくお願いします

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瀧口:さて改めてどうぞよろしくお願いします。村山さん、鹿島アントラーズと言えば国内三大タイトルだったりアジアチャンピオンズリーグ合わせて50リーグの中で最多優勝記録を持っている強豪チームですよね。

村山:代表的なチームですよね。

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瀧口:そこの経営権をメルカリが昨年夏に取得したということで、これはかなり大きなニュースでしたよね。

村山:有名な者同士が一緒になるということですからそういう意味でもインパクトありましたし、逆にどういう化学反応が起きるのかなってみんなを期待させる組み合わせでもあるんじゃないかと思いますね。

瀧口:そのあたりもお話伺っていきたいと思います。まず小泉さんは昔から鹿島アントラーズというチームに思い入れを持たれていたと伺いましたが、最初の思い出というのは。

小泉:父が鹿嶋市の隣町出身で、子どもの頃からよくこの周辺に遊びに来ていたんですね。ちょうど中学校1年生の時にJリーグができて、初めてこのスタジアムに遊びに来たらすごく熱狂的で。それでファンになったことがきっかけですね。

瀧口:まさか自分がそのチームの経営をすることになるとは。

小泉:そうですね。いまだにそこはちょっと自分でもピンと来ていないというか、まだまだ実感ないですけれども。

瀧口:いつかそういうことができたらいいなという思いが漠然とあったんでしょうか。

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小泉:そういうわけではないですけど、テクノロジーが進化していてエンターテイメントがテクノロジーと掛け算して大きな産業になっていくだろう、今後インターネットとの相性も良くなっていくだろうという中でいうと、サッカーをはじめとするスポーツのコンテンツは相性がいいなとは思っていたので、スポンサーシップの関係から今回のM&Aになったというのは、テクノロジーを追ってきた者としてはこうなったというのがある程度見えていた気がします。

瀧口:なるほど。そして鈴木さんですが、鈴木さんはアントラーズの前身だった住友金属工業時代に選手としてチームに入られたと伺っていますが、選手として活躍された後に経営の方に入られたと。

鈴木:そうですね。立ち上げから。

瀧口:ずっと鹿島のチームを支え続けていらっしゃったということですね。

鈴木:はい。年だけは。

瀧口:そんなことないです(笑)。どのようにチームの運営に関わってこられたんでしょうか。

鈴木:私自身はずっと事業畑ですから、チケットの販売からスポンサーなど、主に収入のところをずっとやってきています。

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