「かゆみ研究」の権威が明かす、メカニズムとかゆみを抑える方法「塗り薬は原則として…」

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冬から春にかけて空気が乾燥する時期には、「かゆみ」に悩む人が激増する。そんな中、「かゆみ研究センター」のセンター長及び順天堂大学名誉教授の高森建二氏が、かゆみのメカニズムと予防&対処法を明かした。

高森氏曰く、「かゆみ」は近年まで「痛みの弱いもの」と誤解されており、「痛み」のメカニズムが分かれば「かゆみ」のメカニズムも分かるという考えだったそう。だが、高森氏の親友でドイツの医師、マーチン・シュメルツ氏が「かゆみ」だけ伝える神経を見つけたことで、2000年頃から本格的な研究が始まったという。

「かゆみ」とは、外部からの“かゆみ刺激”を受けた真皮層の中にある“かゆみ神経”が反応し、脊髄を通って脳に伝達され、脳から“かゆみ物質”や異物を取り除くように命令している警告反応で、胃がんや肝疾患、糖尿病など「かゆみ」を伴う病気の可能性もあるため、よく分からない「かゆみ」がある場合はしっかり検査する必要があるそう。さらに、肌が乾燥すると「かゆみ」が出るのは、肌の水分が失われることで細胞間に隙間が生じ、「かゆみ神経」が真皮層から表皮層まで伸びてきて、外部からの刺激を感じやすくなることで発生するそう。

つまり、対策としては、保湿剤を塗って細胞の隙間をふさぐことが大切で、クリームよりも軟膏の方が効果的だという。高森氏は「サルチル酸ワセリンにステロイドをちょっと混ぜて混合して塗るとすごくよく効果があります。(処方箋をもらって)薬局に行けばすぐに(混合を)やってくれます」と語る。加えて、「塗り薬は原則としてベットリと塗ることが大事なんです」とアドバイス。

さらに、「適度に紫外線を浴びる」「肌を傷付けない程度にかくのはOK」「長湯は避ける」「花粉は皮膚表面に付くだけなのでゴシゴシ洗う必要はない」という予防&対策法を語った。

上記の詳細は、3月19日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系、毎週火曜20:57~)で紹介。

次回は4月2日に放送される。

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