本作は、純愛小説の名手・宇山佳佑によるオリジナル脚本。主人公・逢原雨(永野)が、かつて心を通わせた男性、朝野太陽(山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まるファンタジーラブストーリー。なお現在TVerでは、第1話~第3話、ダイジェスト動画などが配信中。
先週放送された第4話では、雨が観覧車の中で太陽にある嘘をついたシーンがネット上で話題に。「辛すぎる」「感情移入がヤバい」「苦しい」とのコメントがあった。
<第5話あらすじ>
「わたしのこと、もう忘れて……」。逢原雨(永野)は、朝野太陽(山田)にそう言って別れを告げた。味覚に続いて嗅覚も失ってしまった雨は“案内人”日下(斎藤工)の助言に従って、祖母の雪乃(余貴美子)に五感を失ってしまうことを打ち明け、これから先のことを話し合おうと決意する。だが、帰宅した雨が目にしたのは、腰を押さえてうめいている雪乃の姿だった。
病院に搬送された雪乃は、がんであることを雨に告白する。苦しいのはごめんだと抗がん剤治療も拒否してきた雪乃は、もってあと2か月、早ければ数週間の命だと宣告されているという。激しいショックを受ける雨。雪乃はそんな雨を抱きしめ、生きている間は雨の笑顔をたくさん見せてほしいと告げる。
太陽の父・陽平(遠藤憲一)は、雨にフラれてしまった太陽を励まそうとする。陽平は、亡き妻・明日香と出会ったころの話をすると、フラれた男ができることは3つだけだ、とアドバイスした。
雨は、もうひとりの“案内人”千秋(松本若菜)に、太陽のことを助けたように、雪乃も奇跡で助けてほしいと頼む。しかし千秋は、奇跡は誰にでも起きるわけではないし、自分たちにも与える権限はない、と返す。そこに日下が現れ、午前0時になったことを告げる。雨の腕時計に表示されたのは「手」のマーク。次に雨が失うのは「触覚」だった……。
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