楽天グループ創業者の三木谷が、多額の負債を抱えて経営危機にあったヴィッセル神戸を神戸市から引き継いだのが2004年のこと。しかし、会長となった翌年の2005年と2012年に、クラブはJ2 へと降格してしまう。それでも三木谷は亡き父の言葉を胸に、チームの先頭に立ち、選手やスタッフを鼓舞し続ける。果たして三木谷を動かした父の教えとは?
また、クラブ強化のために、三木谷は世界的なスター選手の獲得にも動く。2017年には元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ、2018年にはFCバルセロナから元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ、そして、翌年2019年には元スペイン代表のダビド・ビジャなど、スター選手たちの移籍は毎シーズン大きな話題となり、Jリーグに旋風を巻き起こした。なぜ、三木谷は大金を投じて大型補強を行ったのか。選手獲得に対する経営者ならではの考えや、イニエスタを口説き落とした極秘交渉術などが明らかになる。
そして、会長就任から20年、ヴィッセル神戸は悲願のJ1制覇を遂げる。優勝へと至った要因はどこにあったのか。チーム改革や選手たちの強み、若手の育成など、リーグの頂点に輝いた原動力を紐解きながら、ヴィッセル神戸でもプレーした元日本代表の槙野智章や、MCの勝村政信が三木谷とトークを展開。さらに、日本サッカー界を発展させるための戦略や、新シーズンの目標などについても語り尽くす。
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