ドラマ『僕の手を売ります』は、オダギリ演じる主人公の大桑北郎(45)が、多額の借金を返済するため、全国各地でアルバイトをして回り、そのゆく先々で起こる様々なトラブルに巻き込まれながらも、家族と向き合っていく物語。
北郎役は、俳優としてはもちろん、昨今では監督としても国内外から高い評価を得ている演技派俳優のオダギリが演じる。妻の雅美役は、尾野真千子、娘の丸子役を、當真あみが務めるなど豪華なメインキャストが勢ぞろい。他にも、水沢林太郎、大野泰広、松田美由紀、さらにゲストとして中村アン、斉木しげる、眞島秀和、紺野まひる、石井正則、柳英里紗、円井わん、田中要次ら個性あふれるメンバーが続々と問題を抱えて登場する。
本作は、映画『パビリオン山椒魚』(2006年)、『南瓜とマヨネーズ』(2017年)に続く、冨永昌敬監督とオダギリの2人がタッグを組んだ6年ぶり3作目の作品。主演でありながらもオダギリは企画段階から本ドラマに参加。オダギリの本作に向き合う姿勢はそこからも伝わり、2人が構想したオリジナル脚本を、オダギリは演技で、冨永は映像で具現化した。オダギリと冨永のコンビから生まれる、ゆるく柔らかくも、クスッと笑えて、どこか知的で色気のある空気感を感じられる、2人のエッセンスが存分にあふれ出す作品となっている。
<『僕の手を売ります』エピソード>
大桑北郎(オダギリ)は、理系の大学院まで出たものの就職氷河期世代で就職をあきらめ、自らネットビジネスに乗り出しましたが大失敗をしてしまいます。多額の借金を抱え、東京・町田市に妻の雅美(尾野)、娘の丸子(當真)を残し、自分は全国各地でどんな仕事も引き受けるプロアルバイターをしながら借金完済を目指して生きています。
大桑は、全国津々浦々を駆け巡りアルバイトに明け暮れますが、数々のアルバイトをこなしてきた経験と持ち前の器用さに加え、なんだかんだ断れない性格から、どこへ行っても毎回その土地の個性あふれる人々のトラブルに巻き込まれてしまいます。無事にお給料をもらい、次のアルバイトへ向かえるのか!? 抱えた借金はいつ完済できるのか……!? そんなこんなを繰り返しながらもその土地でひと仕事を終えると、妻と娘の元へ帰っていきます。
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