榎木淳弥&瀬戸麻沙美『呪術廻戦』第43話収録時を語るSP対談「先の読めない展開にワクワク…」

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大人気TVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」(MBS/TBS系、毎週木曜23:56~)。11月30日に放送された第43話(第2期19話)「理非-弐-」をうけ、榎木淳弥(虎杖悠仁役)と瀬戸麻沙美(釘崎野薔薇役)が収録時の感想を語るスペシャル対談が公開された。

『呪術廻戦』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中の芥見下々による同名コミックが原作で、シリーズ累計発行部数7000万部を突破する人気作品。“呪い”がテーマとなっており、人間の負の感情から生まれた“呪霊”と、それを祓うために立ち向かう“呪術師”との戦いを描いた物語で、2020年10月から2021年3月まで放送されたTVアニメ第1期では、国内のみならず全世界で大きな反響を呼んだ。その第1期から続く物語「渋谷事変」は、10月31日のハロウィンで賑わう渋谷駅周辺を舞台に、呪術師と、呪詛師・呪霊たちがかつてない大規模な闘いが描かれる。

第43話では、虎杖と真人、そして、真人の分身体と釘崎との凄まじいバトルが展開した。榎木と瀬戸は、鮮烈な印象を残した本エピソード収録時の感想や、演じる際の思いを語っている。

なお、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、第25話「懐玉」、第43話「理非-弐-」が期間限定無料配信中だ。

<榎木淳弥(虎杖悠仁役)と瀬戸麻沙美(釘崎野薔薇役)スペシャル対談>

――「渋谷事変」の放送をここまでご覧になって、映像や音楽、キャスト陣の演技を含めて、物語の感想を教えてください

榎木淳弥(以下、榎木):アクションシーンが毎回素晴らしいですよね。アングルなども工夫されていて、この仕事をしているとどうしてもスタッフさんたちの苦労を考えてしまって。「この作画は大変だろうな~」と思いながら毎回圧倒されています。物語としては、色んな場所で戦いが起こっているという群像劇のようになっていて、「こっちは呪術師が優勢だけど、こっちでは……」という先の読めない展開にワクワクします。

瀬戸麻沙美(以下、瀬戸):本当にアクションシーンには毎回圧倒されます。榎木さんが言ったように、カット割りや視点の切り替えが斬新で面白い! アフレコの段階ではまだ完全には絵が出来上がっていないので、視聴者の皆さんと同じく毎週驚きながら見ています。物語の展開としては、原作を読んで「ここは突破できる」とわかっているのにハラハラさせられる演出も本当に素晴らしいですよね。

――第42話「理非」からの壮絶な闘いについて、どのような気持ちで収録に挑まれましたか?

瀬戸:野薔薇と真人では、圧倒的に力の差があると感じました。おくびにも出しませんが、きっとそれは野薔薇本人もわかっていて、それでもこの状況をなんとかしようと自分ができることを探して戦う姿に心を打たれました。そんな野薔薇の強い心を背負って、私もアフレコに挑みましたね。

榎木:僕は虎杖のことを「他者を助けて自分の価値を得ようとしている人」だと思っています。七海建人の最期を目の当たりにして、信頼している人を助けられなかった絶望に打ちひしがれる中、まだ自分の価値を信じてくれている釘崎が一緒に戦ってくれている。それが、虎杖がまた前を向けるきっかけになると思い、そこを大事に演じなければと思いました。

――第43話では、虎杖は真人と、釘崎は真人の分身と激しい闘いを繰り広げました。真人役の島﨑信長さんと掛け合っての印象、また何かお話したことは?

瀬戸:「アフレコ中以外は(気持ちを作るために)話さない方がいいのかな?」と思っていたのですが、島﨑さんはしっかりオンとオフを切り替えていて、私もアフレコ以外では変に気持ちを持ち出さないようにしました。島﨑さんって、真人とのギャップがありすぎるんですよね(笑)。私が表現に悩んでいる時に「こうじゃないかな?」とアドバイスをくれたりして、本当に良い人だと思いました。

榎木:信長くん、すっごくフレンドリーな方ですよね(笑)。一方、僕は話すと気持ちが作れなくなってしまうので、あまり会話はしませんでした。この回こそは、虎杖の気持ちを優先しようと作り込んだ記憶があります。

――第42話からは釘崎の印象的なシーンが描かれました。ここまでの展開を振り返り、瀬戸さんが印象深かったシーンを教えてください。

瀬戸:衝撃的なシーンはたくさんありましたが、やはり回想シーンですね。今の野薔薇がどうやって形成されたのかが見えてきて、これまでは「田舎には最悪なやつしかいない」と言っていましたが、思い出を振り返ってみたら本当はそんなことなかった。それが、虎杖に最後に掛けた言葉へと繋がるのですが。田舎の思い出も、呪術高専での思い出もすべて含めて「悪くなかった」というのが彼女の人生だったんだなと。

――しかし、虎杖は釘崎の姿を見て心に限界を迎えます。その際に発した「釘崎」という言葉に、どのような思いを乗せたのでしょうか?

榎木:虎杖に自分を当てはめて考えてみました。すると、僕だったらこの場面で一度否定したいんですよね。否定して、現実逃避して、次に絶望して……という気持ちを「釘崎」というセリフに乗せました。実際に体験しているわけではないので、正解かはわからないんですけどね。

瀬戸:わかります。私が野薔薇だったら、最後に「悪くなかった」「みんなに伝えて」なんて言わないと思いますし。でも、野薔薇はそうした。それは何故なんだろう? と、ディレクターさんや演出家さんたちと話し合いました。それぞれに解釈があり、改めてキャラクターの心情の正解を導き出すのは大変で時間がかかるものだと感じるアフレコでした。

――「渋谷事変」終盤放送に向けての意気込みや、視聴者へのメッセージをお願いします。

榎木:すでにアフレコは終わっているのですが、感触としては良いものができたんじゃないかと。映像に関しても、これまで以上にすごいものが見られるのではと、視聴者の皆さんと一緒でドキドキワクワクしています。虎杖と真人の戦いの決着はどうなるのか。これからの展開も楽しみに待っていてください。

瀬戸:まだ回収されてないものがたくさんありますしね。夏油との問題もまだ解決していないし、虎杖と脹相の関係も明らかになっていません。そういったものが少しずつ紐解かれていくので、最後までぜひご注目ください。

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