愛知県春日井市在住の60歳の男性が鑑定依頼に出した「ロレックス コスモグラフ デイトナ」は、30年ほど前に独身の叔父が亡くなり、親族で遺品を分けることになった際に形見分けとしてもらった。仕事中に使用していると、友達から「そんなに高い時計をはめとるね」と言われて装着をやめたが、価値が気になっていた。専門家に見せたことはあるのかを聞かれると「質屋さんに持ってったら『うちではちょっと扱えません』と（言われた）」と答え、想像を超える高値がつくと予想された。
そもそもコスモグラフ デイトナとは、1963年に誕生。カーレースのドライバー向けで、アメリカフロリダ州にある「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」に由来する。注目を集めるようになったのは、77年に「デイトナ24時間レース」で5位に入賞したポール・ニューマンが愛用したから。今回の依頼品は文字盤は白で、インダイヤルは黒のコスモグラフ デイトナ。秒針の目盛りは15秒刻みで、人気のポール・ニューマンダイヤルだ。
近年ロレックスは世界中で大人気。偽物も数多く出回っているが、男性は「1000万円」の本人評価額をつけた。それに対してプロの鑑定士たちがつけた高額結果に、スタジオ内は騒然。男性は開いた口がふさがらず「これはもうダメ」と二の句を継げない。MCの今田耕司も「これはえらいこっちゃ」と呆然とした。鑑定士が「ポール・ニューマンモデル、本物です」と断言して「普通のデイトナですと3分の1ぐらい」と言うと、男性はガッツポーズを取った。
続いて、スポーツ界のスーパースターのお宝による「第28回 スポーツグッズ鑑定大会」では「モハメド・アリのサイン」や「ジャイアント馬場の運動靴」「カール・ルイスのスパイク」ほか、高額逸品が鑑定された。
次回は10月24日に放送される。
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