『半沢直樹』(2013年、2020年)や『下町ロケット』(2015年、2018年)といった数々の話題作を手掛けてきた福澤氏。本番組は、TBS社員として最後の作品となる集大成の作品として制作している『VIVANT』の、4日間にわたる島根ロケに密着したドキュメンタリー。福澤氏が演出する様子の他、彼の大学時代のラグビー部のチームメートやドラマ制作スタッフなどのコメントを挟みつつ福澤氏の人となりを深掘りしながら、原作・脚本も手掛ける福澤氏の『VIVANT』に込めた熱い思いに迫っている。
番組内では堺雅人演じる主人公・乃木憂助のルーツ、及び物語の始まりの地として島根を選んだ理由も明らかに。『砂の器』(2004年)がきっかけで島根との縁ができ、それ以来、島根の住民との付き合いが続いていることに加え、福澤氏は「縁しかないよ、この仕事は。僕は国内に向けてしか(ドラマを)作らなかったんだけど、これまでやってきた中で、日本を代表する役者さんに出ていただけて、できれば世界に投げかけるドラマにしたいと思っています。そのためには島根の映像が必要だった」と告白する。
福澤氏は「難しいよね。『面白くする』って。人によって違うしさ、(面白いと思う)作品も。でも、『自分はこういう作品が好きだ』っていうのを追求して撮っていくしかない。まずは……ワクワク、ドキドキ、面白いものだよね」と、作品に向き合う姿勢について語った。
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