実家に帰ったまま戻って来ない晃。桂一が「戻って来ないなら、その方が良い」とこの関係に見切りを付けようとしている中、友人の牧嶋剛(伊藤あさひ)が桂一に会うためにやって来る。
高校時代、桂一に同性愛者であることをカミングアウトしていた剛。その時、「相手が男でも女でも、好きになったなら仕方ない」と桂一が言ったことに対し、彼は桂一が妹に対して恋愛の情を抱いていると悟っていた。
桂一が剛とそれについて語っている中、晃は母・奈緒美(小沢真珠)と快気祝いの食事をするはずが、裏でお見合いを仕組まれていた。しかし、母親が化粧室に立ったところで晃は姿を消す。
剛に説得されて晃を迎えに来た桂一は、奈緒美に昨夜から晃が家に帰っていないことを聞かされあわてる。晃の友人・森珠希(加藤小夏)に「行け! へたれ!」と一喝されたことでスイッチが入り、すぐに心当たりのある場所へ向かう。
そこは、以前に2人で来たトンネルの中。地面に倒れていた晃を抱き寄せた桂一に、晃は意識がもうろうとしながら「桂ちゃんといなきゃダメ。……妹のままだとしても」と思いを伝える。すると桂一は「俺は晃を、妹として見れない」「晃の気持ちをわかっていても、俺は何もあげられない」と晃を抱きしめるのだが、晃は「何もいらないから、桂ちゃんをください」と。
そして2人のその後の行方は、第1話の冒頭シーンへ。「私は私の“普通”と生きていく」と手をつなぐ桂一と晃の姿でエンディングとなっており、SNS上では「なかなか理解されないと思うけれど、ずっと2人が幸せでいてほしいと願う」「普通とは……を考えてしまうドラマだった」「切ないけどステキな終わり方だった」といった声が見られた。
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