同ドラマは情け容赦なく、強制執行によって財産、金品、不動産などを差し押さえる「執行官」を題材とした“お仕事”ドラマ。とある事情から“執行官”の世界に飛び込んだ主人公の吉野ひかり（伊藤）が、“犬担当”の執行補助者としてさまざまな事件や人々に関わっていくなかで、その人たちの人生の“リスタート”を目撃していく様を描く。ひかりを執行補助者の道へと導く執行官・小原樹を織田が、執行官室の頼れる事務員・栗橋祐介を中島が演じる。
伊藤と織田は本作が初共演となる。ドラマの中では、バディを組む役どころだが、伊藤は織田との共演を振り返り、「楽しかったです。入る前の自分に『意外と緊張しなくても大丈夫かも』って言ってあげたいです」と織田の印象を述べる。「小さい頃から家族で見ていた方なので、どんな人だろうと思っていました。最初はオンでもオフでも緊張していましたが、会うとすごく優しくてお話が好きな方でよかったなと思いました」と話す。
中島も「僕も最初、織田さんと共演させていただく前は緊張しました」と伊藤に同調する。「常に大捜査線（『踊る大捜査線』）にいた方。どうなってしまうんだろうって。緊迫の中、3か月走っていかないといけないと思っていたのが、始まると織田さんの和気あいあいとした空気に包まれて……本当に感謝です」と話す。
中島は織田を現場で「『レジェンド』と呼んでいました」とも明かし、「そしたら、『この世にいないみたいじゃないか』って言われたので、『リビングレジェンド』に変えたんです。それを『リビレジェ』と短縮して言っていたら、まんざらでもない顔で喜んでいただけました」と織田とのやりとりを紹介したが、織田はこれに「リビレジェなんて言ってた？」と照れ笑いを見せる。「なんかレジェンドって嫌じゃないですか。リビレジェは裏で言ってたのかな？（中島は）裏でこそこそしてましたからね」と中島をいじる。
中島はまた、伊藤との共演についても「沙莉さんとは3回目の共演。普段は（さん付けでなく）沙莉って呼んでいるんです。沙莉のことを支える役としてこのドラマに出演できたことが本当に嬉しいです」と感想を述べる。「僕らはほぼ幼馴染みたいなものなんです。自分のドラマデビュー作で共演している仲でもあって、時を経て今回、沙莉が主演のドラマに出れて本当に感慨深いです」と話すと、伊藤も嬉しそうな表情。また、ホワイトデーに、現場にいたキャストに中島が「青いバラの差し入れをした」ことも明かされたが、中島は「沙莉が（同じく現場のキャストに）バレンタインの時、お菓子をくれたので、そのお返しですよ」と話すなど、2人は現場でも息ぴったりの関係であったとのこと。
伊藤にとっても本作はゴールデン帯連続ドラマ初主演作となり、思い出深い作品となった様子。「現場でやることはいつもと変わらないんですが、こうやって舞台上に立たせてもらったり、色々な責任を背負う場面になったりすると『ああ、そうなんだ』って実感します」と座長の感想を述べていた。
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