推理作家・香月史郎(瀬戸康史)は、移動中の車内で「やはり鐘場警部が犯人だったようです」と、助手席の霊媒師・城塚翡翠(清原)に告げる。2人が追ってきた女性刺創連続殺人事件もついに解決したかに思われた。
「ここから少し行ったところに別荘を持っているんです。もう遅いですし、泊まっていきませんか」と車を走らせる香月。しかし、別荘に到着すると態度が豹変し、翡翠にナイフを向ける。香月こそが、9人の女性の命を奪った「透明な悪魔」の正体だった。
驚き怯える翡翠だったが、かつて強盗に刺殺された姉を降霊するように香月から迫られると、一転して笑い出し、「降霊なんて、そんなのできるわけないでしょ。だって私はインチキ霊媒師ですよ」と打ち明ける。
これまでの事件は、霊視や降霊ではなく、全て翡翠の推理によって解決に導かれていたのだという。ナイフを持っている香月と椅子に縛られている翡翠の関係性はいつの間にか逆転。翡翠は香月をあざ笑うかのように、一つひとつの事件を解説し、香月がなぜ犯行に及んだのかまで言い当てる。
子供の頃、姉に刺さっているナイフを引き抜いたことで死に至らしめてしまった香月は、その行為が正しかったのかどうかを確認するために、多くの女性を手にかけていた。その身勝手な行動に、翡翠は「若い女性を拉致して不条理な怒りをぶつけているだけの勘違い野郎です」と糾弾。さらに、香月が姉に倒錯した性的欲求を覚えていたことも看破し、「あなたは気持ちの悪いゆがんだ性欲を発散させているだけの、ただの最低下劣な変態シスコン野郎なんですよ」と追い詰めていく。
予想外の展開にネット上は騒然となり、「今日の衝撃は忘れられない」「呆然としてる」などの声が上がっていた。
11月20日からは、新番組『invert 城塚翡翠 倒叙集』が放送される。
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