生方美久のオリジナル脚本となる今作は、主人公の青羽紬(川口)が高校時代の恋人である佐倉想(目黒)と“音のない世界”で再会を果たす、切なくも温かいラブストーリー。
川口は「温かいところと切ないところがあって、優しい感じとかいろいろな気持ちにさせてくれる作品。紬というキャラクターを、全身全霊をかけてやらせていただきたいと思った」と挨拶。目黒は「早くその先の話が知りたくて、(台本を)早くください、早くくださいと言ってしまうくらい。こんなに素敵な作品に携われたことがすごく嬉しい」と話した。
若年発症型両側性感音難聴を発症する役を演じるにあたり、数か月に渡り手話の練習に励んでいるという目黒は、「手話の素晴らしさを改めて感じながら、本当に楽しんで学ばせてもらっています」と報告。また、「1年前くらいに『滝沢歌舞伎』で披露した『One Heart』という曲を歌うにあたって、どうしても僕がファンのみなさんに伝えたかった思いがあって。これをどう伝えればいいんだろうって考えたときに、『手話だ』と。そのときに僕なりに伝えたい思いを調べて、実際に曲中でやらせてもらった」と目黒。「ちょっと離れたところにいる人にも自分の気持ちを伝えられる。本当に素敵なコミュニケーションのひとつだなと思いました」と手話への思いを明かし、「今回、こういう形でしっかりと勉強させてもらえる機会をもらえたのはすごく嬉しかった」と充実の表情を浮かべた。
さらに、「手だけじゃなくて表情も含めての手話だと思うので、そういうところも大事にしながら演じられたら」と語り、川口もそんな目黒の手話を前にすると「本当に手だけじゃなくて体で気持ちを伝えてくれるので、刺激というか、『わぁっ』ってなります」と告白。目黒は「ありがとうございます。嬉しいですね」とほほえみ、「想くんは伝えたい思いや言葉を一個一個大事にしているので、そういうものをちゃんと伝えられたら」と意気込んだ。
一方、紬の現在の恋人であり、想の友人でもある戸川湊斗役を演じる鈴鹿は「台詞にも出てくるんですけど、主成分は“優しさ”って言われるくらい本当に優しい人」と、湊斗の人柄について紹介。川口は「鈴鹿くんも、顔に“優しい”って書いてあるじゃないですか」と鈴鹿の人柄について語り、「だから湊斗とリンクしちゃって、お顔を見ているだけで胸がキューッとなる」と、複雑な関係を演じる鈴鹿への本音を述べた。
ここで会場のスクリーンに制服姿の3人が映し出されると、クスクスと笑う目黒。MCから「まだイケるでしょ?」と振られると、「ちょっと恥ずかしいなって」と照れ笑い。それでも「回想シーンでは、本当に青春を感じさせられるような画が撮れていると思うので、楽しみにしていてほしい」とメッセージ。しかし川口は、「おふたりは全然かっこいいんですけど、私は不安だなって思いながら撮影してる」と吐露。「膝小僧を出してるのが違和感しかなくて、頑張ってやっています」と話して笑わせた。
そんな中、鈴鹿が「僕は中学校までイケます」と話すと、川口と目黒は大爆笑。MCが「中学もイケます!?」と驚くと、「この間、顔だけだったら赤ちゃんの代役もイケるねって話をしてました」と語り、和ませた。
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