本作は、大倉崇裕の小説「死神さん 嫌われる刑事」(幻冬舎文庫)を原作にした痛快ミステリードラマ。“死神”と呼ばれる再捜査専門の孤高のクセモノ刑事・儀藤が、事件ごとに相棒を替えながら冤罪事件を再捜査し、徹底的かつ真摯に真実を明らかにしていく姿を描く。
松本が演じるのは、かつては第一線で活躍していたものの、捜査方針に逆らったことがきっかけで窓際に追いやられた“幽霊刑事”宇佐美一恵(うさみ・かずえ)。職場で肩身の狭い思いをしている彼女は婚活に勤しんでおり、警察を辞めることを決意。しかし、突然儀藤から相棒に任命され、過去に担当していた資産家殺害事件の再捜査に挑む。
世話好きで人々から“おかん”と呼ばれ親しまれていた彼女は、儀藤の捜査に同行するにつれ、過去の自分と向き合っていくことに。事件の真相が明らかになった時、彼女が下す決断とは……新たな“松本劇場”の開幕に注目が集まる。
<松本若菜 コメント>
堤監督の作品を見て育ってきたので、監督の作品に出演させていただくのはとても感慨深かったです。撮影は毎日が濃厚すぎて思い出がたくさんあります。前作『死神さん』を見ていたので、田中圭さんの、人間の奥底に眠っている何かを呼び起こすような独特な目の演技を間近に見て「あ、本物の儀藤さんだ」と思わず感動しました。
私が演じる宇佐美は、仕事と恋愛に悩む等身大の女性です。とある事件がきっかけで会計課に異動し、かつての情熱を失って、亡霊のような生き方をしています。儀藤の相棒として冤罪事件の再捜査をするにつれて、捜査にかける情熱が少しずつ燃え上がっていく姿にぜひ注目してほしいです。
<第4話あらすじ>
厳しい防犯対策がなされた豪邸で、女主人がブロンズ像で殴打され、殺害された。捜査三課所属の宇佐美一恵(松本)は、容疑者として捕まった窃盗常習犯・座間伸介(今野浩喜)の犯行ではないと確信し、独自の捜査で無罪に導く証拠を発見するが、その代償として警視庁内での居場所を失う。しかし「辞職するのは再捜査が終わってから」と相棒を続けるよう示唆する儀藤堅忍(田中)と行動を共にすることに。事件関係者への聞き込みの中で、宇佐美を慕う窃盗常習犯・座間は、伝説の泥棒・ゴーストの話を始め……。
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