ステージ上で「自分の人生で一番悔しかった瞬間」を一人芝居で表現する審査。候補者の実体験を、講師陣が脚色して台本化、BGMも自分で選出し、虚実入り混じった演技審査となる。今回はBブロック6名が挑み、5名が次のステージへ。
ここでは合格者の中から3名を紹介！
【エントリーNo.7】江藤萌生(めい) 22歳 福岡県 アルバイト
小さい頃から女優に憧れていた彼女が、2年前に味わった悔しい出来事を博多弁の芝居で表現。女優になって輝きたいと思いながらも怖気づいていた自分...。同級生達が次々と輝かしい未来を手に入れ、「私もなんかせんと」と焦って覚悟もないまま東京へ。しかし、たった3ヶ月で福岡に帰ってきてしまった。自分の弱さを認め、改めて覚悟を口にする。「もう決めたと。だから私はここにおる！」
このセリフをもらったことで自分がビビっていることに気づかされたという彼女は、「納得したところもありますし、伝えられた」と手応えを。審査員の水野美紀は「疾走感のある選曲と決意の表明が、ドラマチックで引き込まれた」と。
【エントリーNo.8】荒木まどか 38歳 島根県 ローカルタレント
ローカルタレントとして活動しながら、家では家事と育児を両立するパワフルお母さん。子育ての合間に猛練習を重ねて挑む芝居で、働くお母さんならではの悔しかった瞬間を演じる。冒頭からあぐらをかき、頭を掻きむしり、イライラを表現。仕事にかまけて子育てをおろそかにしている...と言われ、「母親は自分の人生を諦めろってこと？」「はぁ～！ふざけんなよ！」「くそが！」と、怒りや悔しさを爆発させた。
演技の練習に没頭するあまりイライラして、ここに来る前にも夫とケンカをしてしまったという彼女は、演技が終わっても涙が止まらない。水野は「個性が全面に出ていました。『この台本をこう表現しよう』というアイデアを思いつくことは大事だし、やってみるには勇気がいる」と評価した。
【エントリーNo. 10】戸知理絵26歳 茨城県 農家＆飲食店手伝い
昼はレンコン農家、夜は実家の飲食店の手伝いをする個性派。19歳の時に歌手を目指して上京し、ガムシャラに夢を追いかけていた当時の忘れられない悔しい瞬間を芝居で表現。ある芸能事務所で罵声を浴びせられる。「お前ごときの顔に、誰が金かけるんだよ！」それを思い出すと、あの時言えなかった言葉が体の底から湧き上がって来た。「絶対に見返してやるからな！私、このままでは終われない！」相手を睨みつけるような表情で、最後のセリフを決めた。
演技が終わると表情が一変、緊張がとけてハイテンションに。「途中でちょっと詰まっちゃってぇ、ヤッベーみたいな感じですぅ」と明るいキャラでスタジオに笑いを運んだ。
この他、2名が合格。相馬ちはる（28歳 東京都 会社員）は、小学生の頃、人前で話すことができなくなった時の秘められた思いを激しい感情表現で訴え、シングルマザーの粂田智香子（39歳 静岡県 会社員）は、心無い言葉を投げかけてきた知人に覚悟をぶつける形で演じた。以上5人が合格し、木下紗由莉はここで敗退となった。
3月20日（日）放送の「～夢のオーディションバラエティー～Dreamer Z」（MC：木梨憲武）では、「ステージ2」に進出した10名に新たな審査が！ 「iCON Z」は、SHOKICHIが制作した男性部門グループバトルの課題曲を発表。
この放送は「ネットもテレ東」で期間限定配信中！
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