「すげぇ色っぽい…いいだろ…まるこ」真由美と拝島、堤司の過去がいよいよ明らかに!:部長と社畜の恋はもどかしい

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【3行まとめ】
・ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第9話をプレイバック!
・出張先の旅館で、拝島は真由美にずっと好きだったと告白するが、一方の真由美はかつて拝島にフラれたと思いこんでいた
・拝島にバックハグされ戸惑う真由美だったが、そこに突然堤司が現れて...

3月9日(水)深夜0時30分からは、ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第10話を放送!

「残業女子×定時男子」仕事のやり方も考え方も全く違う2人が繰り広げる"ムズキュンが過ぎる"オフィスラブコメディー!!

「テレ東プラス」では、第9話の内容をプレイバックする!




会社の営業部に勤める"まるちゃん"こと丸山真由美(中村ゆりか)は、頼られることと仕事に生きがいを感じる残業三昧のOL。毎日きっちり定時で上がる"定時部長"こと堤司治(竹財輝之助)と恋人になり、お試し同棲が始まった。
その矢先、真由美の同期で営業部のエース・拝島高志(佐野岳)が長期出張から帰ってくる。真由美に想いを寄せ、堤司に宣戦布告した拝島は、出張で真由美と箱根へ行くことに。2人は取引先の社長の計らいで、温泉旅館に一泊するが...。



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真由美が浴衣姿で寛いでいると、拝島が部屋にやって来て慌てふためく。真由美は拝島の手を引っ張り、ライトアップされた中庭まで連れてきた。「ムーディーでいいところだな」と満更でもなさそうな拝島。

「浴衣いいじゃん。もう風呂入ったの?」

「いや、まだかな」

「すげぇ色っぽい」

「そんなことないよ。あ、ハイジ酔ってるでしょ。社長にずいぶん飲まされたんだよね」

「ああ...まあな」

「お風呂は明日にして、今日は早く寝ちゃお。さあ、お互い部屋に戻って」

そそくさと部屋に帰ろうとする真由美の手を、今度は拝島がつかむ。

「いいだろ、まるこ。今日はまるこを手に入れるチャンスだから...お前は今日から俺の女だ」

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「ハイジ...」

「俺じゃダメかな。......!?」

真由美の髪からメントールの香りが漂い、ビクッと突き放す拝島。至近距離で堤司と睨み合った時に漂ってきたシャンプーの香りと同じだ。

「なんでだよ...なんでアイツなんだよ!」

「気づいてたんだ、部長と私のこと」

「なんで俺を待てないんだよ。おまえ、俺のこと好きって言ってくれただろ? 3年前のバレンタインに」

「ハイジ...やっぱり読んでたんだね」

実は昔、拝島のことが好きだった真由美。3年前のバレンタインに本命チョコを渡したが、翌朝『好きです』と書いたメッセージカードと共にチョコの紙袋が返却されていた。その後も拝島は気づかないふりで友達関係を継続したが、てっきり真由美はフラれたと思いこんでいたのだ。

「読んだのに返したってことは、返事はNOだったってことでしょ?」

「あの時、『堂波の悲劇』の直後だろ。怖くなかったのかよ、周りの目とか」

『堂波の悲劇』とは、部署内での大恋愛&破局騒動で取引先から契約を切られた事件。その一件以降、社員たちは社内恋愛を避けている。

「そりゃ少しは怖かったけど...。私とハイジなら大丈夫かなって思ったの。きっと悲劇じゃなくて喜劇になるのかなって」

「喜劇って...。まるこ、実はけっこう大胆だよな」

「そうかな」

微笑み合う2人。

「けど、居酒屋での誓いもあったし、うぬぼれてた」

数年前に居酒屋で飲み明かした時、『30歳までに彼氏が出来なかったら、俺が嫁にしてやる』と真由美に宣言していた拝島。

「まることの心地いい関係を恋愛とかで壊すのが怖かった。今になってごめん。だけど俺、やっぱりまるこのことが好きだ!」

「......」

「俺が真剣に付き合えるのはまるこしかいない。それにたとえ仕事でも、俺ならお前のことを狙ってる男と2人になんかさせない。あいつのまるこへの想いはその程度だってことだよ」

「ハイジ...」

「......」

「好きだよ、ハイジ」

にっこりと微笑む真由美。

「けど、それは...」

「真由美」

「!?」

見ると堤司が立っていて、「なんでここに?」と驚く2人。

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「明日は資源ゴミの日だ。真由美がまとめるって約束しただろう」

「あ...すみません」

「それだけ言いに来た。じゃあ帰る」

「ちょっと待ってください!」

「このまま温泉でゆっくりするといい。真由美は明日有給だろう。俺は仕事だ」

真由美の制止も聞かず去っていく堤司だが、「待てよ!」という拝島の声に、ようやく足を止める。

「まるこ、荷物取って来い。社長には俺が説明しておくから」

「ありがとうハイジ...」

走って部屋に戻る真由美に、拝島は大きなため息をひとつ吐いた。

旅館近くのバス停のベンチに並んで座る真由美と堤司。真由美は資源ごみの日を忘れていたことを謝るが、「それは違う。真由美は脇が甘い」と堤司。

「はい...心配かけてすみません」

「だからそうじゃなくて。俺がイヤだったから迎えに来た」

「部長...」

「寝る」

そう言って、真由美の肩にコテンともたれる堤司。

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「部長...。私、嬉しかったです。迎えに来てくれて...本当に嬉しかった」

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