全米視聴率ランキングで、ストリーミングのトップ10（ニールセン調べ）が発表された。
2022年1月3日（月）から1月9日（日）までの順位は以下の通り。
＜総合＞
1.『コブラ会』（Netflix／計40話）...21億5300万分
2.『ミラベルと魔法だらけの家』（Disney+／計1話）...14億8200万分
3.『ウィッチャー』（Netflix／計16話）...11億500万分
4.『ステイ・クロース』（Netflix／計8話）...9億8800万分
5.『ドント・ルック・アップ』（Netflix／計1話）...8億700万分
6.『ココメロン ～うたってまなぼう～』（Netflix／計15話）...7億4800万分
7.『クィア・アイ』（Netflix／計52話）...7億2300万分
8.『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』（Netflix／計354話）...6億8900万分
9.『クリミナル・マインド』（Netflix／計319話）...6億7200万分
10.『ボバ・フェット／The Book of Boba Fett』（Disney+／計2話）...5億6300万分
＜オリジナルドラマ＞
1.『コブラ会』（Netflix／計40話）...21億5300万分
2.『ウィッチャー』（Netflix／計16話）...11億500万分
3.『ステイ・クロース』（Netflix／計8話）...9億8800万分
4.『クィア・アイ』（Netflix／計52話）...7億2300万分
5.『ボバ・フェット／The Book of Boba Fett』（Disney+／計2話）...5億6300万分
6.『エミリー、パリへ行く』（Netflix／計20話）...5億5300万分
7.『オザークへようこそ』（Netflix／計30話）...3億100万分
8.『ホイール・オブ・タイム』（Amazon／計8話）...3億分
9.『ロスト・イン・スペース』（Netflix／計28話）...2億9100万分
10.『ブリティッシュ・ベイクオフ』（Netflix／計75話）...2億5400万分
＜非オリジナルドラマ＞
1.『ココメロン ～うたってまなぼう～』（Netflix／計15話）...7億4800万分
2.『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』（Netflix／計354話）...6億8900万分
3.『クリミナル・マインド』（Netflix／計319話）...6億7200万分
4.『となりのサインフェルド』（Netflix／計171話）...5億1900万分
5.『グレイズ・アナトミー』（Netflix／計383話）...4億5200万分
6.『ハートランド物語』（Netflix／計215話）...4億2200万分
7.『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』（Netflix／計328話）...3億9300万分
8.『The Golden Girls（原題）』（Hulu／計180話）...3億8400万分
9.『超能力ファミリー サンダーマン』（Hulu/Netflix／計83話）...3億7900万分
10.『シェイムレス 俺たちに恥はない』（Netflix／計134話）...3億6600万分
＜映画＞
1.『ミラベルと魔法だらけの家』（Disney+／計1話）...14億8200万分
2.『ドント・ルック・アップ』（Netflix／計1話）...8億700万分
3.『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』（Netflix／計1話）...4億分
4.『チャーリーとチョコレート工場』（Netflix／計1話）...3億4400万分
5.『ザ・タウン』（Netflix／計1話）...2億3800万分
6.『ウソツキは結婚のはじまり』（Netflix／計1話）...2億3800万分
7.『ロスト・ドーター』（Netflix／計1話）...2億2400万分
8.『ダーク・シャドウ』（Netflix／計1話）...1億9800万分
9.『モアナと伝説の海』（Disney+／計1話）...1億8700万分
10.『ロン 僕のポンコツ・ボット』（Disney+／計1話）...1億7500万分
配信のランキングでは、レーティングと視聴者数によって順位が決まる放送番組と違って、期間中に視聴された時間の長さが鍵を握る。その時間の長さは1話平均でなく配信中の全エピソードを合わせたもののため、話数が多ければ多いほど有利になる計算だ。各配信の「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3つのジャンルと総合のランキングをそれぞれご紹介しよう。
総合部門トップは、2週連続で『コブラ会』に。映画『ベスト・キッド』シリーズの約30年後を描くNetflixの人気ドラマで、映画シリーズの主人公ダニエル・ラルーソと彼の宿敵だったジョニー・ローレンスが再会し、今度はお互いの弟子を戦わせて対立する姿が描かれる。シリーズには様々な武道家が数多く登場するが、以前、ドラマ版のクリエイターの一人であるヘイデン・シュロスバーグが「最も空手が強いキャラ＆一番賢いキャラ」を明かしていた。
オリジナルドラマ部門では、トップ10のうち9作品が前週から引き続きのランクインとなった。先述の『コブラ会』に次ぐ2位は、この週も『ウィッチャー』に。本作はシーズン2までが配信中だが、すでにシーズン3への更新が決定している。前週、視聴時間3億4900万分で9位だった『ステイ・クロース』は9億8800万分に大きく伸ばして3位に浮上。『その森に』や『ザ・ストレンジャー』などの原作者として知られるベストセラー作家ハーラン・ベーコンの小説を再びNetflixが映像化したリミテッドシリーズで、周囲の人間のことをどれだけ知っているのかを問いかけるような内容の作品になっている。『クィア・アイ』も視聴時間を大幅に伸ばし（4億6600万分→7億2300万分）、6位から4位にランクアップ。対照的に、前週3位だった『エミリー、パリへ行く』は5位に、『ホイール・オブ・タイム』は4位から8位に、『ロスト・イン・スペース』は7位から9位へと順位を落とす結果に。また、イギリスの人気料理コンテスト番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』は、変わらず10位をキープしている。
その中で新たにトップ10入りを果たした唯一の作品は、麻薬王に追い詰められたサラリーマンが家族を巻き込み犯罪行為に手を染める様を描いたNetflixオリジナルシリーズ『オザークへようこそ』。ファイナルとなるシーズン4のパート1配信開始を1月21日（金）に控えて急上昇したとみられる。パート2は今年後半に配信される見通しとなっているが正確な時期は未定だ。
非オリジナルドラマ部門は、1位『ココメロン ～うたってまなぼう～』、2位『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』、3位『クリミナル・マインド』、4位『となりのサインフェルド』、5位『グレイズ・アナトミー』と上位5位までが前週と全く同じ顔触れとなった。
前週圏外からトップ10入りしたのは2作品。1本目は1985年から7シーズンにわたって放送された『The Golden Girls（原題）』で8位につけている。4人の初老の女性が一緒にマイアミで暮らし、様々な経験を共有しながら困難に立ち向かっていく様子を描いたシットコム作品となっている。2本目は、以前から度々トップ10入りを果たしている『超能力ファミリー サンダーマン』で、この週は9位に。
映画部門では、『ミラベルと魔法だらけの家』が引き続きトップを独走。前週の視聴時間21億9800万分から14億8200万人と落としたものの、2位の『ドント・ルック・アップ』（8億700万分）に大きく差をつけている。前週圏外からこの週トップ10入りしたのは6作品。ドウェイン・ジョンソンとジョシュ・ハッチャーソンがタッグを組んだ2012年の冒険ファンタジー『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』が3位、ジョニー・デップとフレディ・ハイモアが共演し、ティム・バートンがメガホンをとった2005年のファンタジー映画『チャーリーとチョコレート工場』が4位に。ベン・アフレックが監督、脚本、出演を務めた2010年公開の『ザ・タウン』は5位、『フレンズ』のレイチェル役でお馴染みのジェニファー・アニストンが出演する2011年公開のラブコメ『ウソツキは結婚のはじまり』は7位につけている。先述の『チャーリーとチョコレート工場』と同じく、ジョニー・デップとティム・バートが再びタッグを組んだブラックファンタジー『ダーク・シャドウ』が8位で、『モアナと伝説の海』は10位に再浮上している。（海外ドラマNAVI）
Photo:『コブラ会』©COURTESY OF NETFLIX