歴史家のジョン・バリー氏。
アメリカでは今、新型コロナの1日当たりの新規感染者数がおよそ30万人とピーク時の40%まで減少しています。パンデミックの終わりを期待する声も上がる中、1918年に大流行したスペインかぜについて研究した歴史家のジョン・バリー氏は、パンデミックはまだ終わらない可能性が高いと警鐘を鳴らしています。
「パンデミック前の行動を再開している人もいるが、それにはまだリスクが高すぎる。過去の複数のパンデミック、特にスペインかぜをみると新規感染者数が減り、致死率が低下した後で、それぞれがまた急増し、ウイルスはさらに危険になった。短中期的にウイルスがどう変異するか、予測することは不可能だ」
また、バリー氏は今後、いつ収束するかを見極めるには、入院者数の推移に注目していく必要があると指摘します。
「入院者数がわずかになり、その後、新たな変異ウイルスが現れた時に、入院者数は増加しないことが収束を意味すると考えている。それまでは屋内での集まりを避け、マスクを着けるべきだろう。まだ先は読めない」
※Newsモーニングサテライト
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