米専門家インタビュー 原油高騰「ウクライナ情勢が左右」<モーサテ>

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ライアン・スイート氏

月曜恒例、アメリカの専門家インタビューです。世界経済の回復による需要の持ち直しやウクライナを巡る緊張を背景に、WTI(NY原油先物価格)が高水準で推移しています。ムーディーズ・アナリティックスのライアン・スイート氏は、更なる価格の上昇が続くかどうかはウクライナ情勢が左右するとみています。

「最も可能性の高いシナリオは原油価格が1バレル100ドルを超えないことだ。100ドルを超えるとすれば、主な原因は東ヨーロッパなどの地政学リスクの高まりだ。東ヨーロッパの懸念を除けば、100ドルを超える可能性は低い」

「原油価格は3月か4月の初めにピークを迎える。崩れている需給バランスはすぐ持ち直すだろう。2022年後半には75ドル台に近づく。そうすればインフレも緩和するだろう」

ライアン・スイート氏は、原油価格の上昇によるインフレの加速は限定的だと指摘します。

「原油価格に連動するガソリン価格が1セント上昇、もしくは下落すれば、アメリカの個人消費が年間で10億ドル変わる。インフレへの影響はあまり心配していない。消費動向がとても良いからだ。超過貯蓄は約2.6兆ドルにのぼり、ダウは上昇、賃金も上がっている。今年のインフレ率は7%から3%に近づく。来年はFRBの目標の2%に近づくだろう」

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