ディーン・ケイン、スーパーマンのバイセクシャル設定に「大胆でも勇敢でもない」 – 海外ドラマ

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1990年代に放送された人気ドラマ『LOIS & CLARK/新スーパーマン』で、スーパーマン/クラーク・ケントを演じたディーン・ケイン。米出版社DCコミックスが、最新号に登場するスーパーマンがバイセクシャルとして描かれることについて言及した。米The Hollywood Reporterが報じている。

DCコミックスの現在のスーパーマンは、クラーク・ケントの息子である17歳のジョン・ケントで、11月9日(火)発売の「Superman: Son of Kal-El(原題)」でバイセクシャルであることをカミングアウトするという。父親が地球外にいる間、地球のスーパーマンを引き継いでいるジョン。父親と同様、記者と恋に落ちるが、その相手は大学時代の同性の友人ジェイ・ナカムラだ。

55歳のディーンは、米Fox & Friends Firstで以下のように語った。「彼らは大胆な新しい方向性だと言ったが、ただ単に時代の流れに乗ろうとしているだけだ。(3代目)ロビンはバイセクシャルであることをカミングアウトしたばかりだけど、それに本当に衝撃を受けた人なんているだろうか?新しいキャプテン・アメリカはゲイ。私が父親役を演じた『SUPERGIRL/スーパーガール』の娘はゲイ(トランスジェンダー)。だからこれが大胆で勇敢なことだとは思わないし、突拍子もない新しい方向性だとも思わない。もし、20年前にこれをやっていたら、それは大胆で勇敢なことだったかもしれない」

コミック作家のトム・テイラーは、このように話す。「私はいつも、誰もがヒーローを必要としており、誰もがヒーローの中に自分を見出すべきだと言ってきました。スーパーマンのシンボルは、常に希望、真実、正義を表してきました。今日、そのシンボルはさらに多くのものを表しています。より多くの人々が、コミック界で最もパワフルなスーパーヒーローの中に自分を見出すことができるのです」

また、DCのチーフ・クリエイティブ・オフィサーで出版も担当するジム・リーは、「トム・テイラーと(同じくコミック作家の)ジョン・ティムスの手で、この重要な物語を伝えることができ、私たちはこの上ない喜びでいっぱいです」と述べた。「私たちは、ストーリーテリングにおける DC マルチバースの力についてよく話していますが、これはまさにその素晴らしい例です。コミックではジョン・ケントが自分のアイデンティティを探求し、テレビでは『Superman & Lois(原題)』でジョン・ケントが家族の秘密を知ることができます。それぞれの世界と時代に共存し、ファンは両方を同時に楽しむことができるのです」と話している。(海外ドラマNAVI)

Photo:ディーン・ケイン©FAMOUS

 

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