「BLUE ENCOUNT」BLOOD SONGは『ボイスⅡ 110緊急指令室』の主題歌、新曲『囮囚(ばけもの)』と尊敬するアーティストELLEGARDENの『スターフィッシュ』の2曲を披露

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毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。今回のゲストはBLUE ENCOUNTさんでした!トークでは、ドラマや映画の主題歌を手掛けることが多いBLUE ENCOUNTの曲作りに関することや、思わず嫉妬してしまうアーティスト、さらには尊敬してやまないELLEGARDENへの思いをヴォーカルの田邊さんを中心に熱弁!ライヴでは新曲「囮囚(ばけもの)」と、ELLEGARDENの楽曲「スターフィッシュ」を披露!ここではオンエアに入りきらなかったシーンを含めて、収録の裏側を徹底リポートします!

今回のゲストはBLUE ENCOUNT。Vo. Gt.田邊駿一、Gt.江口雄也、Ba.辻村勇太、Dr.高村佳秀の4名からなるロックバンド。現在放送中の人気ドラマ『ボイスⅡ 110緊急指令室』の主題歌を担当するなど、これまでに数々の主題歌やテーマソングを手がけている。2016年にリリースした『Survivor』は、ビルボードアニメチャート1位を獲得。さらに、メジャーデビューからわずか2年で武道館公演を実現し、2018年には1年で9曲がタイアップに抜擢されるなど、感情をストレートにぶつけた楽曲が10代、中高生を中心に支持されているのだ。



MC二人によるオープニングトークからスタート。田中さんからBLUE ENCOUNTについてどんなイメージを抱いているか訊かれると、「テーマソングのイメージはありますね」と千葉さん。そしてヴォーカルの田邊さんがお笑い芸人『ミキ』の亜生さんに似ているという話題になり、その流れから、お互いに誰に似ていると言われたことがあるかという話になり、「カリメロに似ていると言われたことがあります」と、千葉さん。さらに「成田凌くんに似てるって…」。これに対し田中さんから「嘘!? 誰に言われたの?」と追求されると、「エゴサーチをしていたらそんなことが…」と、消え入るような声で語る千葉さん。これには田中さんも大爆笑。「こうなるから言いたくなかった(笑)」と、後悔する千葉さんなのでした(笑)。

そしてBLUE ENCOUNTを迎えてトーク収録がスタート。「『ミキ』の亜生さんに似ていますかね?」と早速つっこむ田中さんに対し、田邊さんは、過去の経験を交えて語ります。「先日もお会いしたんですけど、改めて二人で並ぶと似てないんじゃないかというふうになりました。その時に亜生さんにも改めて「うちの血は継いでない」って言われました(笑)。でも色んなところで似てるって言われるんです。例えば、ツアーで地方に行って、ライヴ前に定食屋さんでご飯を食べていたら、お店の方がチラチラ見てくるんです。お会計をした後に「サインしてください」と言われて、書こうとしたら「コンビ名はいいんで」って。もう完全に亜生さんと間違えられているっていう(笑)」

その流れで田邊さんから誰かに間違えられた経験を聞かれると、田中さんは飲食店で向井理さんに間違われたことを振り返ります。「予約をせずにお店に行ったら案の定全然空いてなくて、帰ろうと思ったら、奥から女将さんみたいな人が出て来て「どうぞ」って、あけてくれたんです。そして帰り際に女将さんから「今度から向井さんで登録しておきますね」って。気まずかったので最後に「本当に申し訳ないんですけれど、田中なんです」って言ったら「あ、ごめんなさい」って(笑)」



続いて話題は田邊さんが見せるライヴ中の熱いMCについて。ライヴでのMCと同様、田邊さんが熱く語ります。

「たとえ2DAYSとかであっても、僕はインディーズの頃から「今日死んでもいい」って思うくらい、ライヴに全てをかけていて、次あると思ってやっていません。1日目でも声をガラガラにしてやるときもあります。ライヴの最中は気持ち的に極まっているので、ふと涙が溢れ出るときがあるんです。色んな思いを乗り越えて今日みんなでこの会場に集まって、同じ瞬間を共有できているって思うと嬉しくて、その喜びが涙に繋がるんです。会場に来てくれる一人一人のみんなと一緒に、音楽を楽しんでいるという感覚でライヴをやっています」

千葉さんが、「MCで話すことは、そのときに生まれてきた言葉をお話しされるんですか? それとも、喋りたいことを事前に考えているのですか?」と、深堀りをします。

「インディーズ時代が10年間あってお客さんがずっといなかったのですが、その時は台本みたいなものがありました。でもそういうときのMCは全く響かないんです。インディーズの後半くらいで、もうやめたいと思っていた時に、ヤケクソになって思っていることをそのまま言おうと、振り切った瞬間にお客さんが増え出したんです」と、田邊さん。

さらに江口さんも「リハの時になんとなく話すことを一応決めるのですが、本番になると全然違ったことを話したり。僕らも何を喋るのかわかりません」と続きます。
そんな流れから、千葉さんの最近の感情についての話題に。「最近は、田中圭さんの舞台を拝見しまして、泣きました」と、千葉さん。それを聞いた田中さんは「嬉しい、雄大が…泣いてくれたなんて」と、喜びをあらわにします。

続いてトークの話題は、数多くの主題歌やテーマソングを手がけていることについて。大まかな制作の流れを、田邊さんが語ります。「最初に制作サイドの方々からオファーをいただき、同時にテーマもいただきます。例えばアニメであればストーリー展開を聞きつつ、それに準じた楽曲を何曲か作るということになります。最初の打ち合わせの段階で作者さんの意図を全部汲み取って、楽曲に反映させていくのですが、その時最低でも30曲は作り、多いときは50曲くらい作ります」。あまりの曲数の多さにMCの二人もびっくり!そんな二人に対して田邊さんはこともなげに続けます。「アニメだと89秒サイズというルールがあって、そこに作画をくっつけてオープニングを作っていきます。そのサイズのものを1日に30曲くらい作って、その段階で仮歌詞も作っています」。田邊さんの話に、ただただ驚くMCの二人。

膨大な楽曲の中から、たった1曲だけを選ぶのが大変なのだそう。田邊さんが再び続けます。「メンバーとレコード会社の方、さらに事務所の全チームに送って、それを1週間くらい聞き込んでもらって、みんなで会議室に集まって選抜会議をやるんです。一人1〜3曲くらい、今回の楽曲の中でよかった曲をあげていき、トーナメント形式で勝ち進めせていくというスタイルです。かなり大変な作業ですが、やはり自分が聞いた瞬間にピンときた曲かあって、それを1週間聞き込んだ状態で会議に参加するので、自分が選んだ3曲に熱がこもるんです。議論の時の熱量が半端ない(笑)」。それを聞いたMC二人は「素敵ですねえ」と、心底羨ましそうに語ります。

その後話題は、田邊さんが映画について詳しくすぎるという話に。
「映画が好きすぎて、上京当時はTSUTAYAでアルバイトをしていました。お客様から監督名や俳優名を言われたら、すぐにおすすめの作品を教えたりしていました」。この流れを受けて、当時やっていたという接客トークを再現してもらうことに。

田邊さん:「いらっしゃいませー」
千葉さん:「『007』のシリーズはダニエル・クレイグからは全部観ているんですけど、ちょっと遡りたいなっと思って。おすすめのジェームズ・ボンド作品はあります?」
田邊さん:「少々お待ちください。売り場までお連れします。ダニエル・クレイグも最新作がもうすく公開でございまして盛り上がっている最中ですが、お客様におすすめしますのは、『007 TOMORROW NEVER DIES』という、90年代に公開された作品です。ピアース・ブロスナンになってから2作目の作品なのですが、すごいのがミシェール・ヨーですね。ミシェール・ヨーは、香港では知らない人がいないと言われているアクション女優ですが、その人がボンドガールになっています。歴代シリーズではほとんどなかったとされている、ボンドガールが戦うシーンが観られるのです。アクション的にも素晴らしく、当時は公開された時に……」

江口さん「長いよ(笑)!」

続いて、数々の主題歌を手がけてきたBLUE ENCOUNTが思わず嫉妬した主題歌を紹介することに。

まずあがったのが、映画『ミッション:インポッシブル2』主題歌、『Take A Look Around』。田邊さんが、楽曲の魅力を語ります。「人気バンドのLimp Bizkitが大胆にアレンジしたお馴染みの楽曲ですね。全編ロックという感じで、ギターの歪みもバリバリで、しかもラップも入っているという。どんなときに聴いても、『ミッション:インポッシブル2』のクライマックスのトム・クルーズが、海辺の崖で戦うシーンが思い起こされて、すごいいいなと思います」

次にあがったのが、ドラマ『FiVE』主題歌。MOON CHILDの『ESCAPE』。ここでも田邊さんのトークが炸裂します(笑)。

「姉が、このドラマに出演していた唐渡亮さんの大ファンで「一緒に観なさい」って言われて、毎週土曜夜9時はテレビの前にいました。この曲は主題歌というか、もう一人の主人公って言ってもいいくらい存在感がすごい。僕らはいまだに、MOON CHILDさんを参考にさせていただいているのですが、やはり魅力は1音目で“キタコレ感”と言いますか。どんな場所でもファンが喜ぶような、1本のギターの音だけで、このドラマがより締まるっていう。まさに”もう1人の登場人物!”という感じですね。現在ドラマ『ボイスⅡ 110緊急指令室』の主題歌をやらせていただいますが、『ESCAPE』と同じく、のっけからギターのフレーズが絡み合うって感じになっていまして、その部分でBLUE ENCOUNTの曲だと体感していただけると思います」

さらに、嫉妬した主題歌としてあがったのがTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』の第二期オープニングテーマ、米津玄師『ピースサイン』。

「嫉妬ポイントは山ほどありますが、アニメの主題歌ということで、主人公・デクの気持ちに寄り添うということは、色々な主題歌が担ってきた役割ではありますが、この曲はよりデクの気持ちの内側の部分というか、あなたをちゃんと守りたいという気持ちが、しっかりと描写されているんです。いつ聴いても背中を押される感じがします。特に最後の部分などは、普通は出てこないようなメロディーワークになっていてすごいなと思います」と、田邊さんは語ります。

続いて話題はBLUE ENCOUNTの新曲『囮囚(ばけもの)』について。「先ほども少しでましたが、ドラマ『ボイスⅡ 110緊急指令室』の主題歌になっています。サスペンスドラマということで、緊迫感のある楽曲を作りたいと思っていたのですが、最初にうかがった物語のテーマが、正義と悪は、実は表裏一体ということだったので、今回はいろんな表裏一体の中でうごめく、一人の登場人物を通して心が揺れる様を描きました」

そしてお待ちかね、千葉さんによる曲ふりの時間。番組をいつも観ているという田邊さんにとっては、念願の瞬間となったようです。「すごく嬉しいです!『囮囚(ばけもの)』という曲では人間のおどろおどろしさや悪の部分を表現しているので、今回は千葉さんの中の悪魔を全開にして曲紹介をしていただきたいです。こんなにも爽やかでお優しい千葉さんの中に、どんな悪魔がいるのかを知りたいです」

難易度高めのリクエストでしたが、千葉さんの”悪魔の曲振り”は、「むっちゃ怖かったです」と、田邊さんも大満足でした(笑)。



続いてのトークテーマは、BLUE ENCOUNT のMUSIC BLOODに迫ることに。BLUE ENCOUNT が影響を受けたミュージシャンはELLEGARDEN。「我々にとって神ですね。学生の頃から何度も救っていただいて、いまだに救われ続けています。初めて聴いたのは高校1年生のときです。軽音楽部で高村と一緒にバンドを組んでいたのですが、何の曲をコピーしようかと話していた時に、在籍していたギターの子が「この曲いいよ」って聞かせてもらって一気に好きになりました。その曲が『スターフィッシュ』という曲です。日本語の歌詞が多いのですが、最初に聴いた時「外国のバンドが日本語の曲を歌っているのかな」と思うくらい全部の発音に英語のエッセンスが入っていて、それに衝撃を受けました。もうコピーどころじゃなく、とにかく『TSUTAYA』にあったCDを全部借りて聴き殴りました。特に“R”の発音が、まあ絶品なんです。ELLEGARDENの楽曲は英語詞が多いのですが、ヴォーカルの細美武士さんの“R”の発音は、ネイティブの人が聞いても絶対「WOW!」と言うと思います。当時「アール、アール(巻き舌で)」とずっと練習していました」と、熱心に語る田邊さん。
さらに、ELLEGARDENに救われた時の話を続けます。

「10年間インディーズを彷徨って、当時はほぼずっとお客さんがいななかったので、就職活動を始めたのです。会社までの行きしなにイヤホンをつけて電車に乗ってみるんですけど、何の曲も聴けないんですよ。結局、音楽から逃げようとしている自分が、音楽聴いても気持ちが全然上がらなくて。そんな中で唯一聴けたのがELLEGARDENの『Insane』という曲だったのです。ロックバラードみたいな曲なのですが、曲中に日本語で“ここにいてほしい 単純にそう思うんだ こんな日は”というフレーズがあって、それを聴いた瞬間に、「あ、俺は誰かに必要とされているんだな」と思ったんです。必要とされているのが一人だけだとしても、その人のために音楽やろうって思い、イヤホンを外して家に帰りました。面接は諦めて、家でまた曲作りを始めたんです」

新妙な面持ちで話を聞いていた田中さんが「言葉の力というか、音楽の力って本当にすごいんだなって思います」と語ります。

今回カバーをするのは、ELLEGARDENの『スターフィッシュ』。田邊さんが、この楽曲に対する思いを語ります。

「僕らがメジャーデビューさせていただいたのが7年前の9月10日なのですが、その前日にインディーズ最後の日ということで、『渋谷O-Crest』というライブハウスでライブをやらせてもらったんです。そのときに、僕らはライヴでカバーをやらなかったのですが、記念に1曲だけ歌わせてもらって。それが『スターフィッシュ』でした。思い出深い楽曲ですし、いまだに原点に帰れる楽曲なので選ばせていただきました。尊敬するアーティストの曲を歌わせていただくということでかなり緊張していますが、頑張ります!」




 

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