横浜アリーナや幕張メッセなどでワンマンを開催し、ロックフェスにも多数出演。ティーンのみならず、大物アーティストやお笑い芸人など業界関係者からも愛される“楽器を持たないパンクバンド”「BiSH」「BLOOD SONG」は新曲『BE READY』とTHE YELLOW MONKEYの名曲『SPARK』の2曲を披露

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毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。今回のゲストはBiSHの皆さんでした!トークでは、BiSHの苦労時代の話からロック界の先輩に認められるまで、さらにはミュージシャンとして崇拝するTHE YELLOW MONKEYのヴォーカル・吉井和哉さんについてなど、幅広く語ってもらいました。ライヴでは新曲『BE READY』とTHE YELLOW MONKEYの名曲『SPARK』を披露。ここでは、残念ながら放送に入りきらなかった部分を含めて、トークの裏側をレポートします!

今回のゲストBiSHは、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・D からなる“楽器を持たないパンクバンド。
2016年5月avex traxよりメジャーデビュー。以降、「オーケストラ」「プロミスザスター」「My landscape」「stereo future」などリリースを重ね、横浜アリーナや幕張メッセ展示場などでワンマンを開催し、ロックフェスにも多数出演。ティーンのみならず、Dragon AshのKjさんやKing Gnuの井口さんなどアーティストはもちろん、千鳥のノブさんを始め芸人さんにも愛される希有なバンド。今回はそんなBiSHのMUSIC BLOODに迫りました!



オープニングトークでは、恒例となっているゲストの印象について。田中さんが、今回のゲストさんは業界関係者にファンが多いということに言及すると、千葉さんもファンであることが判明。最近では、芸人さんが番組でモノマネをしてネットでバズり、その写真があるということで見てみるも、リアクションに困る二人…。

そしてBiSHを迎えトーク収録がスタート。早速芸人さんからモノマネをされることについて訊くと、「BiSH自体がすごくお笑いが好きな子が多いので、めちゃくちゃ嬉しくて、もう大騒ぎでした」とセントチヒロ・チッチさん。「似てる!」とリアクションをしても、大丈夫だったみたいです(笑)。



続いて先日、BiSHがトップアーティストが出演する『MTV Unplugged』にてパフォーマンスをしたことについて。「エリック・クラプトンさんとか宇多田ヒカルさんとか出ているらしいですよね」と千葉さんが言うと、「嬉しかったですね。ただ私たちなんて、まだプランクトンみたいな存在なので」と、どこかたどたどしく話すモモコグミカンパニーさん。異変に気づいた田中さんが、「無理しなくていいんですよ。”プランクトン”のくだり、さっき打ち合わせの時に台本に書いてあったから僕、ディレクターに聞いたんですよ。『これって決まりですか? BiSHのみなさんはこういうこと言いたいんですかね?』って。そうしたら『いやそれ僕が書いているだけなんで』って(笑)。だからモモコグミカンパニーさんは、ちゃんと台本に乗っ取って言ってくれたんだよ」と事情を説明します。さらに「俺がちゃんと誰かに振ればよかったね。もう1回やって、ちゃんと振ってみていいですか?」と、先ほどのくだりをやり直すことに(笑)。「それこそエリック・クラプトンさんとかが出ている番組に出るのは緊張しませんでしたか?」と、何事もなかったように質問をする田中さん。これに対し、「緊張しましたね。でも畏れ多かったですね。私たちなんてプランクトンみたいな存在なので」と、しれっとドヤ顔で答えるモモコさんなのでした(笑)。

さらに田中さんへ、”ハシヤスメ・アツコさんが言いたいことがある”というカンペからの指示が。田中さんがハシヤスメさんに振ると、「田中圭さん、めっちゃファンです!」といきなりブッコミ(笑)。台本にはないサプライズに、ただただ困惑する田中さん。さらにハシヤスメさんは先ほどの話を引き合いに出し、「『MTV Unplugged』でも隙間時間を見つけて、田中圭さんの動画を観て”よし頑張ろう”って思いながらステージに立っていました。今日お会いできて超嬉しいんですけど、なぜか一番遠い席を用意されました!すごい遠くて、ディスタンスなのかなと思いつつ。危険人物と思われてるのかな」と、とにかくグイグイきます(笑)。これに対し「嬉しいです嬉しいです…(笑)」と、珍しく圧倒される田中さん。さらに今度はモモコグミカンパニーさんが千葉さんへ「ちなみに私は、千葉さんと美容院が一緒です。担当者も一緒みたいです。しかも今日、ちょっと髪型が似ていて超恥ずかしい(笑)」とブッコミ。自分で言っておきながら、勝手に照れる姿が可愛らしいです。これを受け千葉さんも思い出したようで「そうだ(笑)!言ってた!担当の人も一緒ですよね。僕もそろそろ金髪にしたいと思います」と、優しい対応が印象的でした。

そしてテーマは、BiSHのデビュー当時の話に。アイナ・ジ・エンドさんが語ります。
「当初は、馬糞をかけられながらMVの撮影とかをやっていたんです。というのも、もともとBiSHになる前に、BiSという破天荒な過激なアイドルグループがいらっしゃって、そのグループをもう1回作ろうということで結成されたのがBiSHだったので、そういった過激なパフォーマンスが多かったのだと思います。私たちには渡辺淳之介というプロデューサーがいるのですが、そういったネタは全部渡辺さんが考えています」

セントチヒロ・チッチさんも続きます。
「BiSという過激なグループがベースになっているので、オーディションの時はそれ相応の覚悟はしてきたんです。でも事前に何も知らされずにMVの撮影で馬糞をかけられたり、ライヴで同じ曲を13回連続で歌ったり、結構きつかったです。大人の人が壁に向かって馬糞をかける練習をしているのを見て、『えっ、何やるんだろう』みたいな(笑)。でもやっていくうちに麻痺してくるというか、こういう過酷なことって普段できないじゃないですか。BiSHにいることで私たちはこういうことができるし、普通の生き方じゃない生き方ができていることで、気持ちよくなっていったというか、それが不思議と楽しいことに思えてきたんです」

さらに、モモコグミカンパニーさんが24時間ライヴについて話します。
「24時間、ライヴとお客さんと話す特典会というのを24セットやったんです。本当に休みなく稼働して、メンバーは精神的にも肉体的にも追い詰められて、最後の方ではハシヤスメとチッチが喧嘩しだしたりして」

これについて、セントチヒロ・チッチさんが語ります。
「ライヴが終わって一人でトークをしなきゃいけなかったのですが、お客さんも疲れ切っているし、私も何を喋ろうかなって思った時に、ハシヤスメをネタにしてちょっと笑いをとろうと思ったのですが、全然笑いが取れなくて。そしてトボトボ楽屋に帰ったら、『私の名前出すなら笑いとって帰ってこいよ!』って(笑)」

これに対しハシヤスメ・アツコさんも。
「ハシヤスメって名前が聞こえたんですよ。その時に、私の名前を出してくれているから、大ウケして帰って来るのかなって思っていたら、なんかすごいシーンみたいな感じになってて。にもかかわらず、結構なドヤ顔で帰って来たのでキレました(笑)」

「お客さんの中には、会場で布団敷いて、寝ながら24時間一緒に過ごしてくれる人もいました。大変でしたが、今となっては貴重な経験をさせていただいたなと思います」と、最後にモモコグミカンパニーさんが、まとめてくれました。

そしてここからは、そんな過激グループから本格派アーティストになるまでのプロセスに迫ります。

「大きなロックフェスに初めて呼んでいただいた時は、正直恐かったです。当時は私たちの認知度も低かったのでお客さんも少なくて、さらにアウェイな雰囲気に自分たちも飲み込まれてしまい、弱いところがたくさん出てしまいました。すごく悔しかった思い出があります」と、アユニ・Dさん。
その後、ロック界のレジェンドに認められていき、少しずつ人気が高まっていく。

「Kjさんとフェスが一緒になったりした時、自分たちのインタビューとかそっちのけで、私たちのライヴを最前列で観てくれている姿を見て、すごい励みになりましたし、(ネガティブな気持ちに)負けちゃいけないっていう気持ちがすごく強まりました。その後、自分が憧れていた銀杏BOYZの峯田さんがステージの袖でBiSHを観てくれていた時は、BiSHをやってきて間違いなかったなって思いました」と、セントチヒロ・チッチさん。

「私たちの楽曲はアイナが振り付けをつけてくれています。狭いライヴハウスでもみんなが真似できるようにと、どれも肩から上でできる、しかも横に広げるものだと幅を取ってしまうので、縦の動きが多くて、それを年々やってくれる人が増えて、景色が変わっていったりするのが本当に実感としてわかるのですごく嬉しいです」と、モモコグミカンパニーさん。

そしてトークは、人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」について。アイナ・ジ・エンドさんの歌声は、現在までに1000万回再生を記録しています。千葉さんも「何回も観た!」と大興奮。

「BiSHの曲は6人いて成り立つものだと思っているので、ひとりで歌うとなった時は、「THE FIRST TAKE」の日が来るまで、しっかり息もできないと思ったくらい緊張していました。でも本番はメンバーがそこにいてくれる気分で歌うことができました」と、しんみりと語るアイナ・ジ・エンド さん。だがそんな中、いきなりハシヤスメ・アツコさんがチャチャを入れますが、そんなハシヤスメさんの発言を田中さんはなぜかスルー。それを見た千葉さんが「なんかさ、今ちょっと塩対応じゃなかった?」と、ツッコミ。すると田中さんは間を置きつつ「違うのよ。正直言っていい?照れてるのよ(笑)」と、ぶっちゃっけ(笑)。恥ずかしそうにする姿が印象的でした。

さらに話は過去、アイナ・ジ・エンドさんの歌声に危機があったということについて。アイナさん自身が振り返ります。

「スケジュールは今よりも過密で特典会などもやっていたので、ずっとしゃべっているみたいな感じで、しかも車移動をしていたので、ちゃんと休めず、喉を酷使しすぎちゃったんです。その時にメンバーのみんなが助けてくれて。例えば私が歌えない時とかは、リンリンがダイブして叫んでくれたり、チッチとかが一緒に歌ってくれたり、アッちゃんは未だに『MONSTER』という曲を一緒に歌ってくれたり。その後ようやく、喉の手術をさせていただいきました。でも手術は正直怖かったです。だってBiSHは一人でも欠けたらBiSHじゃないと思っていますし、私が欠けたらBiSH終わっちゃうって思って」

モモコグミカンパニーさんが、当時の心境を語ります。
「一カ月くらいBiSHの活動が停止になりました。個人で自由な時間が増えたので、その時にそれぞれがダンスレッスンやボイトレなど、再集合した時のために、これまでできていなかったことをやり始めました」

さらに、セントチヒロ・チッチさんも続きます。
「アイナはもともとダンスをずっとやっていて、BiSHの振り付けも全部つけてくれて、私たちにとっては先生みたいな存在です。私たちはゼロからのスタートで、ダンスの技術を磨く間も無く一生懸命振り付けについていったので、この機会にがんばろうと思い、みんなダンススクールに通いました。実際に通うことで、こんなにも厳しい世界なのかと、ものすごく実感しました。そしてアイナの偉大さを改めて感じました」

そしてBiSHとして活動していくことに自信を持ったのが、2016年の日比谷野音公演。

「私たちにとって初めての大きいライヴで、それまでは不安が常につきまとっていました。でもアユニが新たに入って、野音でライヴをした時に「あっ、これからはこの6人で歩いて行くんだな」というのを感じました。BiSHがBiSHとして動き始めた新しい瞬間がその時で、ファンの皆さんとの強いつながりを感じたのもその瞬間でしたし、あの日は6人にとっては大事な日になりました。今でもメンバー同士で『あの日はやばかったよね』って話すくらい大事な日です」



話題は新曲『BE READY』について。

「日々生きていると誰しも何かのプレッシャーを感じたり、壁にぶち当たることがあると思います。私たちも色んなことに対して、覚悟を持って立ち向かってきたので、聴いている皆さんに様々な困難に打ち勝って、壁をぶち壊して欲しいという思いが詰められた曲になっています」と、セントチヒロ・チッチさん。

そして恒例の千葉さんの曲振りタイム。今回はセントチヒロ・チッチさんから「BiSHのメンバーの名前が特殊なのですが、もし千葉さんがBiSHに入ったらこういう名前になりたいという名前を言ってから、曲振りして欲しいです」と要望が。

すると「それでは聞いてください、”チンチロチーバ”も大好きなBiSHで『BE READY』と千葉さん。BiSHの皆さんから、チンチロチーバはおおむね好評でした(笑)。

さらにテーマは、BiSHのミュージックブラッドに。BiSHにとって原点となっているアーティストはTHE YELLOW MONKEY。その中でもヴォーカルの吉井和哉さんに対しては、並々ならぬ思いを抱いているそう。今回ライヴで披露するのもTHE YELLOW MONKEYの名曲『SPARK』。 

「私たちのお世話になっているプロデューサーの渡辺淳之介さんが、THE YELLOW MONKEYさんに救っていただいていたということもあり、おこがましい話ですが、私たちを生み出してくれた方を生み出してくれた方ということで、私たちは吉井さんのことを”ご先祖さま”というふうに、勝手に崇拝させていただいています」とアイナ・ジ・エンドさん。

セントチヒロ・チッチさんも続きます。
「『SPARK』というBiSHの曲は一番最初にレコーディングをした、私たちにとってすごく大事な曲だったので、ずっと一緒に生きてきたような感じなのです。BiSHが生きている中で、THE YELLOW MONKEYさんは、血のようにずっと流れています。吉井さんにはちゃんとお会いしたことがないのですが、去年アイナと一緒に東京ドームにライヴを観に行かせていただきました。終わった後は、あまりの衝撃に二人ともしばらく無言で。『伝説見ちゃったね』って感じでした(笑)」

そしてサプライズで、THE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんからメッセージが届いていることを伝えると、メンバー全員大興奮(笑)!BiSHにオマージュされていることを光栄に思っている、またオンエア楽しみにしているなどのメッセージを聞き、大喜びの皆さん。メッセージを聞き終えても興奮が冷めやらない様子です。

「BiSHの曲を聴いてくれていること自体感動しました。このミュージックブラッドに出せさせていただいて、機会をいただけてすごい幸せだなって、今ふつふつと喜びが溢れそうになっています。あと『球根』をカバーしていただきたいですというありがたいお言葉もいただき、BiSHにとってはすごく大きなことです。今日『SPARK』を歌わせていただくことも歴史的瞬間なので、もうやばいです!」と、セントチヒロ・チッチさん。

「歌わせていただく『SPARK』は、今回のために新しく振りつけを考えました。BiSHでずっとやっている『SPARK』の振り付けも入れつつ、あとは頭の中で吉井さんがBiSHにいたらこういう風に踊るかなぁと想像したものを、ちょっと入れてみましたので、ぜひ楽しみにしていてください!」と、アイナ・ジ・エンドさん。

「ファンの方にはもちろん、私たちの思いが吉井さんに届くように歌わせていただきます」と、モモコグミカンパニーさん。

上気させながら、ハイテンション気味に語るメンバーの皆さんがとても印象的でした。



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