「梅雨時になってからカビ予防をしても手遅れです。まだ湿度の低い5月中に対策することが重要です」と語る、これまでに1,500軒以上の家をそうじしてきた、家事代行マッチングサービス「タスカジ」の超人気家政婦・くくるさんに解説いただいた。
■浴室のカビ予防術
Q.より効果的なカビ予防は、浴室内を「XXX」シャワーで洗い流すこと
A.熱いシャワー B.冷たいシャワー
正解はA.の「熱いシャワー」。
カビを専門に研究する、千葉大学真菌医学研究センター 矢口貴志准教授によると、黒カビや赤カビなど浴室にいる多くのカビが熱に弱く、50℃以上の熱いお湯に触れると撃退できるそう。
つまり、50℃以上のシャワーで浴室全体を洗い流すと(ヤケドに注意しながら行う)カビの根が撃退できる。さらに「カビは、残ったアカや石けんカスを栄養源にして発生します。50℃以上の熱いシャワーをかけると、熱でアカや石けんカスが浮きやすくなりカビの予防効果をより高めることができます」(くくるさん)という。この50℃以上のシャワーは、入浴後などに毎日行うとより効果的だそう。
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汚れを洗い流したら、スクイージーやタオルを使ってしっかりと水気を取り、窓を開けたり、浴室の換気扇を回して、湿気を逃がすこともカビ予防の大事なポイント。
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さらに、蒸気が溜まり水滴がつく浴室の天井は、見えないカビが付着している可能性が。しっかり予防しておかないと、カビの胞子が落ちてきて浴室全体がカビだらけになってしまう。
しかし天井に50℃以上のシャワーをかけるとヤケドの恐れがあり危険。そこでくくるさんおすすめの浴室の天井のカビ予防術は「フローリングワイパーとマイクロファイバークロスを使う」こと。
まずはフローリングワイパーにマイクロファイバークロスをつけ、浴室用洗剤を少量(ワンプッシュ程度)含ませる。
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あとは、天井をまんべんなく拭くだけ。1か月に1回程度で効果的なカビ予防になるそう。
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■エアコンのカビ予防術
冷房によって室内外の寒暖差が大きくなるこれからの季節、エアコンの中は結露が起きやすく、カビの温床に。もちろんカビの原因となる、フィルターや本体のホコリをしっかりそうじすることも大事だが、簡単なあることをするだけでエアコンのカビ予防に。
Q.エアコンを使い終わったら、必ず30分間「XXX」する
A.送風運転 B.ドライ運転
正解は、A.の「送風運転」。
「ドライ運転は部屋全体を除湿してくれますが、エアコン内部では水分が発生し結露が起きてしまうので、湿度が高くなりカビが生えやすくなってしまうんです」とくくるさん。「エアコンを止める前に30分ほど送風運転をすると、(エアコン)内部が乾燥するので湿度を大幅に減らすことができます」という。
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■窓の周辺のカビ予防術
「窓や、窓のサッシのカビを予防するには、コロナ対策でも有効な消毒用エタノールが効果的です」とくくるさん。
矢口先生によると、消毒用エタノールにはカビの細胞膜を破壊する効果があり、特に濃度70%〜80%のものが、カビに対し最も効果的だそう。
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さらにそのほかにも、カビの原因となる結露を防ぐ方法が。
まずは、15mlの中性洗剤を300mlの水に混ぜる。それをタオルに含ませ丁寧に窓全体を拭いていけば、中性洗剤に含まれる界面活性剤が結露しにくくしてくれるとのこと。
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※記事の内容は放送時のものです。 気分がアガる 生活情報をお届けする情報番組「バゲット」。毎週月曜日〜木曜日 朝10:25〜11:30 日本テレビほかネット局にて放送中。
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