マッツ・ミケルセン、『ハンニバル』シーズン4が実現したら『羊たちの沈黙』の物語を描きたい – 海外ドラマ

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トマス・ハリスの小説「レッド・ドラゴン」を下敷きに、1991年の映画『羊たちの沈黙』で有名なハンニバル・レクター博士の若き日を描いたサイコ・サスペンスドラマ『ハンニバル』。2015年にシーズン3をもって幕を閉じた本シリーズに主演したマッツ・ミケルセンが、もしシーズン4が製作されるなら、登場して欲しいキャラクターについて語った。

米IndieWireのインタビューで、マッツがシーズン4に何を望むか明かしている。「もし新シーズンが製作されたら、『羊たちの沈黙』へ進みたいという思いは秘密にするべきことでもないだろう。製作会社は小説の映像化権を所有していなかったから、それが常に問題だった。だけど一番有名な作品だし、その物語を描きたい。私たちはその話を少し切り替えて、いろんなクレイジーなことをするだろうね。その物語もキャラクターも興味深いし、私たちは登場人物の性別を変更したり、2つのキャラクターを一つにしてしまうかもしれない。バッファロー・ビルを演じる俳優を見つけたいね。難しいだろうけど、ハンニバル役を見つけたんだから可能だろう」と述べ、『羊たちの沈黙』で描かれた猟奇連続殺人事件の犯人であるバッファロー・ビルに登場してほしいと具体的に名前を挙げた。

映画版では、『名探偵モンク』や『シャッター アイランド』などに出演するテッド・レヴィンがバッファロー・ビルを演じていたが、マッツは彼のことを絶賛しつつ、『ハンニバル』シーズン4にビルが登場するなら、別に演じてほしい俳優が念頭にいるようだ。それは、シーズン2で異常な性癖を持つ富豪メイソン・ヴァージャーを演じたマイケル・ピットで、「すでにメイソン役でマイケル・ピットを起用したけど、彼は素晴らしかった。もし、彼がメイソンを演じていなかったら、バッファロー・ビルを演じる彼を見てみたいね」と語った。

シリーズでクリエイターを務めたブライアン・フラーは、2017年にMGMが所有していた『羊たちの沈黙』の映像化権の契約が切れるため、その権利を獲得したがっていたという。しかし、MGMは米CBSに権利を譲ったため、フラーは諦めざるを得なくなった。CBSは映画版の出来事から1年後の1993年を舞台とする新作ドラマ『Clarice(原題)』を製作することを発表している。

今年7月には、マッツをはじめとするシリーズのキャストがバーチャルでリユニオンを果たし、マッツ自身も再びハンニバルを演じたいと公言し、フラーも「誰も諦めてはいない! キャストもプロデューサーも(続編の製作に)乗り気だ。あとは放送局か配信先が必要なだけなんだ。この案に期限はないよ」とコメントし、シリーズ復活の可能性はゼロではないようだ。果たしてシーズン4が製作されるのか、今後の動向に注目していきたい。

なお、マッツはジョニー・デップ後任として、映画『ファンタスティック・ビースト』第3弾にグリンデルバルド役として出演することが決まった。(海外ドラマNAVI)

Photo:マッツ・ミケルセン (c)Darren Brade

 

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