金曜ドラマ『恋する母たち』宮世琉弥、ももクロ復興ライブで「人生が変わった」

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Plus Paraviが注目する人物にフィーチャーする「オシダン!plus」。今回はTBS系で絶賛放送中の金曜ドラマ『恋する母たち』に出演している宮世琉弥の素顔に迫っている。迷える母たちの恋愛と友情を描いた柴門ふみによる同名の人気作品を大石静の脚本でドラマ化した本作で、仲里依紗演じるセレブ妻・まりの息子・繁秋を演じている宮世。小学生のころ、スカウトされ、夢である俳優業へ。後編では役者を目指すきっかけから、初めての撮影の思い出、好きな作品などについて聞いた。

【前編はこちら】金曜ドラマ『恋する母たち』宮世琉弥「元々持っている兄妹愛を繁秋に反映」





――役者を目指したきっかけを教えてください。

僕は宮城県出身なんですけど、東日本大震災の復興祭にももいろクローバーZさんがいらっしゃってくれたんです。震災でみんなが落ち込んでいる中、ももいろクローバーZさんがステージに上がった瞬間、ぐわっと一気に熱量が上がって、その復興祭の盛り上がり方を見て、「芸能人ってやっぱりすごい!」と改めて実感して。芸能人が持つパワーの源を見たというか、僕もそんな風にみんなに元気を与えれるような仕事をしてみたいと思ったのが始まりでした。

――最初から芸能界に興味があったんですか?

そのときはまだ何になりたいかも全然考えていなくて・・・。でも、ひとつ言えるのはももいろクローバーZさんを見て、僕の人生は変わったっていうこと。ちょうどその直後にスカウトされたので、これも運命だなと思いました。

――俳優として初めて撮影した作品というと?

映画『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』(2019年)でした。オムニバス映画で僕が出演したのは「ナツヨゾラ」。撮影について何の知識もなかったんですけど、(向井宗敏)監督が優しくいろいろなことを教えてくれました。たくさんのことを吸収して、僕が俳優を目指すきっかけになった作品です。撮影の時、周りにこれほど多くの大人の人たちがいるとは思わなかったので、とても驚きました。それにほんのわずかなシーンでもとても時間をかけて撮っていて。そのとき、多くのスタッフさんがいて、さまざまな仕事をする方がいて、やっと1本の作品が出来上がるんだなぁって実感したんです。





――自分の芝居に対する不安はなかったんですか?

ありました。僕のお芝居で押し巻きが決まっちゃうのでプレッシャーもすごくあって・・・「セリフを間違えないようにしなきゃ!」と思っていたのに、失敗することもあったんです。でも「大丈夫!大丈夫!」って監督や共演者の方たちが言ってくださったので、安心しながら撮影に臨むことが出来ました。初めての作品がこの映画で本当に良かったと思います。

――本物の役者の芝居を身近で見た感想はいかかでしたか?

やっぱり"圧"が違いました(笑)。テレビで見ると、あまり感じられないんですけど、生で対面して演技を受けていると"圧"をすごく感じるんです。テレビの音量をいっぱいにしたぐらいの勢いがあったので、圧倒されました。それで鳥肌が立っちゃったんですけど、「ヨーイ、はじめ!」というスタートの合図があっても鳥肌がおさまらなくて(笑)。そのときの感動は今も忘れられません。

――憧れる俳優はいらっしゃるんですか?

北村匠海さんと菅田将暉さん。自分の性格的にいろいろなことに挑戦したいタイプなので、どんな役でもこなす2人に憧れています。菅田さんは『仮面ライダーW』(2009年、テレビ朝日系)を見た後に学園もののドラマでの演技を見たら全然、キャラクターが違っていて。当時、そのギャップのすごさに驚いたんですが、僕もギャップを見せられる俳優になりたいと思っています。





――好きなドラマや映画作品はありますか?

今まで見たドラマの中で一番好きなのが『流星ワゴン』(2015年、TBS系)。あの最終話を超える作品はないなと思うぐらい『流星ワゴン』は大好きな作品なんです。西島(秀俊)さんと香川(照之)さんのお芝居が本当にすごくて。いつか憧れのお二人と共演できるようにがんばりたいです。

――もし西島さんや香川さんと共演することになったら?

芝居合戦をやってみたいです。すごい方々とのお芝居でアドリブを入れてみるとか(笑)。憧れます。

――役者を目指すようになってドラマや映画の見方も変わりましたか?

はい。以前は普通にドラマや映画を見て「面白いなぁ」って感想しか浮かばなかったんです。でも実際、自分がお芝居をするようになると、「あのシーンはどうやって撮っているんだろう?」とか「監督さんは誰なんだろう?」「こういうカメラワークがあるんだ!」ってすごく気になりだして(笑)。洋画のカメラワークとかもすごいじゃないですか。だから今はYouTubeでメイキング映像を見ることにハマっています。

――繁秋は反抗期真っ最中ですが、ちなみに宮世さんはどんな子どもでしたか?

小学生のときはザ・小学生という感じでした(笑)。どこにでもいる普通の小学生で。地元が宮城で周りは山に囲まれているので、"風の子"みたいに遊んでばかりいました。ただ、俳優の仕事をするようになってから虫が苦手になっちゃって。昔は虫とかカエルも平気で触れたし、捕まえていたんですけど、「今は無理!」ってなってしまって(笑)。ちょっと前に山で撮影があって、虫がたくさんいたんです。演じているときも虫が飛んできて体にとまるしで・・・動いちゃいけないので鳥肌が立ちまくり状態でした(笑)。





――本作で楽しみにしているシーンはありますか?

あるかどうか分からないんですけど・・・大人の世界を垣間見るシーンとかがあったら、すごくうれしいなって。もし、「お母さん、大丈夫かな?」っていうシーンがあったら、きっと初めて演じる芝居になると思うんです。そこで自分のスキルを思いっきり出してみたいという期待はありますね。

――最後に金曜ドラマ『恋する母たち』をご覧になる視聴者の方たちにメッセージをお願いします。

台本を読むたび「面白い、早く次が読みたい!」と思える作品です。高校生の僕にとっては、ちょっと過激ではありますが、ある意味、恋の勉強になるドラマ。お母さん世代の人はもちろん、ぜひ、僕世代の方たちにも見ていただきたいです!

(文・撮影:MAIMAI)

◆放送情報
金曜ドラマ『恋する母たち』
毎週金曜22:00よりTBS系で放送中。
地上波放送後に動画配信サービス「Paravi」でも配信。
さらに、Paraviオリジナルストーリー「恋する男たち」も配信中。

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