オーランド・ブルーム、『The OA』スタッフとAmazonでSFドラマ製作 – 海外ドラマ

取得元:https://dramanavi.net/drama/news/2020/10/the-oaamazonsf.php

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや、Amazon『カーニバル・ロウ』などで知られるオーランド・ブルームが、Netflix『The OA』のライターと組んで、新作SFドラマを製作することがわかった。米Deadlineが報じている。

Amazonによる『The Cleaners(原題)』というタイトルの新作は、近い将来、無生物が人々の経験の記憶を持ち、一部の人々が触ることでそれらの記憶を追体験する能力を持つようになるというストーリー。そしてその物体を消毒し、辛い思い出による感情を和らげるために雇われた専門家のことをクリーナーと呼ぶのだった。主人公は、その"クリーニング"という家業を受け継いだ青年で、彼は謎の依頼を受けることになる。

本作は、Amazon Original Storiesから12月15日に出版される童話集「Faraway(原題)」の一部で、こちらはハンス・クリスチャン・アンデルセンの「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」を元にしたもの。アメリカのSF小説家、翻訳家であるケン・リュウが脚本を手がけ、オーランドと『The OA』や『マインドハンター』で知られるドミニク・オーランドがプロデューサーを務める。このプロジェクトは、『カーニバル・ロウ』に出演したオーランドがAmazonとの関係を強化し、ファーストルック契約を結んだことにより実現した。

現在オーランドは、世界中の紛争地域で政治犯を解放する手助けをしてきた実在する人権弁護士ジャレッド・ゲンサーの物語を描く『The Extractor(原題)』というドラマもAmazonで製作中だ。また、ペンをとるリュウは数多くの短編小説の著者であり、サイモン&シャスターから出版されたファンタジーシリーズ「The Dandelion Dynasty(原題)」などで知られ、日本でも「紙の動物園」「母の記憶に」など数多くが出版されている。

またリュウは、劉慈欣(りゅうじきん)の長編SF「三体」3部作の第一部及び第3部の英訳を担当しており、本作は中国のSF小説として初めて英訳されたものでもある。「三体」は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスの手によりNetflixにてドラマ化されることが発表されている。

リュウの短編小説「The Message(原題)」は21 Lapsとフィルムネーテョン・エンターテイメントによって長編映画とのプロジェクトが進んでおり、「グッド・ハンティング」はNetflixのアニメシリーズ『ラブ、デス&ロボット』のエピソードとして映像化。また、米AMC『Pantheon(原題)』は彼の短編小説を元にしたドラマで、現在製作中だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:オーランド・ブルーム
©babirad/Famous

 

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