世界中で大ヒットしている米AMCのサバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』。先月、シーズン11で終幕することが発表されたが、このファイナルシーズンにリック・グライムズが帰ってくるのか？　気になる情報を英Digital Spyが伝えている。

2010年にスタートしたシーズン1第１話から主演を務めていたリック役のアンドリュー・リンカーンは、2018年に放送されたシーズン9第５話（全119話）をもって降板。本作の撮影は米ジョージア州アトランタにて行われているが、アンドリューの家族は英国で暮らしており、撮影期間の長いTVシリーズへの参加が約9年にも及んだことで、一度家族と落ち着いて過ごす時間を持ちたい、という思いを明かしていた。現在は、リックを主人公にした映画版3部作の製作が進行している。

そんな中、戦友・ダリル役のノーマン・リーダスが、ファイナルシーズンでのリックの復帰を望んでいることを明かした。英Radio Timesなどの取材に答えたノーマンは、「この前、電話で彼に軽く言ってみたんだよ。"最終シーズンには帰ってくるんだよな？"とね」とアンドリューに復帰を投げかけたことを告白。

「アンドリューは、"んー。"とだけ。彼はそういうことを断言しない人なんだ。約束はしない。でも、僕を騙そうとする男だからね。だからわからないよ。僕にもわからない。僕も知りたいよ。でも、自分はおしゃべりだから、誰も教えてくれないんだろうな！」と彼の復帰を望む思いを吐露した。

映画版の製作は、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響を受け中断していると報じられていたが、最近米Colliderのインタビューに答えたアンドリューは、「（映画版に）取り組んでいるところだ」と話している。

『ウォーキング・デッド』は2021年に放送開始（全24話の内、後半の12話分は2022年に放送）のシーズン11をもって幕を下ろすが、10月2日（金）より新作スピンオフの『ウォーキング・デッド：ワールド・ビヨンド』がAmazon Prime Videoにて配信スタートしたばかり。さらに、ダリル＆キャロル（メリッサ・マクブライド）を中心としたスピンオフドラマ（2023年予定）と、アンソロジーシリーズ『Tales of the Walking Dead（原題）』の製作決定も発表されており、その世界観はまだまだ楽しむことができるようだ。（海外ドラマNAVI）

Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン8より
© Gene Page/AMC