「アンガーマネジメントとは怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。日ごろストレスが溜まらなくなったり、無駄にイライラしなくなったり、健やかに生活ができるようになるものです」「世界中の企業研修や教育機関、アスリートのメンタルトレーニングなどで幅広く使われているプログラムです」と一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会代表理事 安藤俊介さん。
さらに、「怒りは防衛感情と呼ばれていて、人間にとって自然な感情で必要なもの。あって当然の感情なので上手に付き合っていこうと。怒らなくなるのではなく、必要があるとき上手に怒れるようになる」と安藤さんは解説。
不安が増しがちなwithコロナ時代。日常生活のシチュエーションを例に、アンガーマネジメント術を安藤さんに教えていただいた。
まず一つ目のシチュエーションは…
Q.突発的にカッとなって怒りが爆発しそう！そんな時は？
正解は「6秒間数える」こと。
「人は怒りが生まれると、発生してから6秒あると理性が働くと考えられています」と安藤さん。「一番やってはいけないのが反射です」という。
一緒にいるパートナーに対して、普段から心がけたいイライラ減少法も教えていただいた。キーワードは「共通点」。
「人は、自分と違うところがあればあるほど嫌いにはなってしまいます。逆に、自分と同じところを持つ人はどんどん好きになっていきます。なので、どこが自分と同じなのか--共通の趣味であるとか、好きな食べ物が一緒であるとか--一緒のところを探していくと相手に対して好感度が上がる」という。
©︎日本テレビ
続いては…
Q.友人からの自慢イライラ…少しでも早く忘れたい時にやった方がよいのは？
A.別の友人に電話で愚痴を聞いてもらう
B.ネットやSNSの楽しい話題を見る
C.外に散歩に行く
正解は「C.外に散歩に行く」。
「一番良いのは、今感じている怒りから目をそらすということ。怒りを覚えたその場にいるとどうしても怒りのことを反芻してしまいますので、外の空気を吸って頭を冷やすのが、気分転換になるのでおすすめです」と安藤さん。
A.の「愚痴をこぼすこと」については「愚痴を言えば言うほど、嫌な記憶が繰り返し脳にインプットされるので、さらにイライラがたまってしまうおそれがあります」、B.の「ネットやSNSを見る」は「確かに楽しい側面もありますが、反面、友人の自慢話（を思い出したり）や刺激的なネットニュースなどを見てイライラに結びつくことも多い」ということだ。
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最後のシチュエーションは…
Q.怒りを爆発させないために、日々のイライラを「？？？」する
正解は、イライラを「文字で記録」すること。
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「何度も同じことに繰り返しイライラしてしまうときは、 一度、何に対して怒ったかをメモしてみることが良いです」と安藤さん。
「書くことは三つ。日時、何に起こったか、怒りの強さです。メモしておくことで冷静になった時に読み返して、自分の怒りのくせ、パターンが客観的に見えるようになります。怒りの感情と付き合いコントロールできるようになる」ということだ。
※記事の内容は放送時のものです。 気分がアガる 生活情報をお届けする情報番組「バゲット」。毎週月曜日〜木曜日 朝10:25〜11:30 日本テレビほかネット局にて放送中。
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