家庭のあらゆる汚れを知り尽くしたお掃除業界のトップ企業・ダスキンが全面協力!株式会社ダスキン サービスマスター事業部 マネジャー 小松拓也さんに「カビ対策術」を解説していただいた。
■なぜ梅雨の時期にカビが多くなる?
そもそも、カビとは微生物=菌の一種で、活動が活発化すると胞子を出し拡散、家のあちこちに発生する。放っておくと、病気やアレルギーの原因にもなる。
カビの主な発生条件は、
・20〜30℃の温度
・60%以上の湿度
・アカやホコリといった汚れがカビの栄養源に
このような3つの条件が揃い、カビが発生しやすくなるのが梅雨なのだ。
「ただし、この3つのカビの発生条件を取り除けば、カビが住みにくい環境になり発生を防ぐことができます」と小松さん。
■浴室のカビ対策術
まず小松さんに教えていただいたのは、浴室のカビ対策としてのシャワー術。入浴後、浴室内にシャワーをすることでカビの発生条件3つを解消できる。
1.まずは、温水で壁や天井にシャワーをかける
「浴室に残ったアカや石けんカスなどのカビの栄養源を、まずは温水のシャワーでしっかり洗い流します」と小松さん。
2.続いて、冷水のシャワーを壁や天井にかける
こちらは「浴室を冷やして、カビの発生条件の温度の上昇を解消します」(小松さん)という理由。
3.最後に、カビの好む水気をしっかりとふきとる
©︎日本テレビ/映像提供:株式会社ダスキン
■蛇口周りの掃除術
「金属製の蛇口によくつく水アカは、カビの栄養源になります」と小松さん。そんな水アカを簡単に落とす裏技は、ジーンズを使うこと。
小松さんはその理由を「ジーンズはとても細かく編み込まれているので、クレンザーを塗っても粒子が生地の中に入り込みづらい。そのため汚れをきちんと研磨できます」と解説。使い古したジーンズは、掃除に活用してみては?
©︎日本テレビ
■エアコンのカビ対策術
「冬が終わって、しばらく使っていなかったエアコンの中はカビの温床です。そんなエアコンを夏にいきなり使い始めると、カビの胞子を部屋中にまき散らすことになってしまいます」と小松さん。
そこで、フィルターの掃除術を教えていただいた。
1.まずは水洗い。洗剤などを使って、シャワーでホコリを除去
©︎日本テレビ
2.続いて、窓を開けた状態で10分ほど運転。これで内部にたまっているカビを追い出す
©︎日本テレビ
このような掃除術の他にも、簡単に日頃からカビを予防する方法が。それは、エアコンはスイッチを切る前に、30分間送風運転をすること。
小松さんによると「冷房運転をしているとエアコン内部には水分が発生し、濡れた状態になりますので、(内部の)湿度を下げる必要があります。そこで、最後に30分ほど送風運転をすれば内部が乾燥します」ということだ。
■カビ取り剤の効果アップ法
最後に教えていただいたのは、カビ取り剤とティッシュペーパーを使った掃除方法。
手順は…
1.まずは、気になる部分にカビ取り剤をスプレー
©︎日本テレビ
2.その上から、こより状にしたティッシュをかぶせる
©︎日本テレビ
3.さらに上からカビ取り剤を塗り込み、5〜10分ほど放置
©︎日本テレビ
4.ティッシュを取り除き、カビ取り剤を洗い流して、水気を取り除けばOK
©︎日本テレビ
「ティッシュにカビ取り剤が染みこんで、カビの根元まで薬剤を浸透させることができます」(小松さん)というのが、この方法が効果的な理由。
©︎日本テレビ
壁にあるゴムパッキンや、隙間など、カビ取り剤が流れ落ちてしまうような場所も掃除することができる。
※記事の内容は放送時のものです。 気分がアガる 生活情報をお届けする情報番組「バゲット」。毎週月曜日〜木曜日 朝10:25〜11:30 日本テレビほかネット局にて放送中。
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