衝撃…ライフルを手に脅した『LAW & ORDER』新作スタッフが解雇される – 海外ドラマ

取得元:https://dramanavi.net/drama/news/2020/06/law-order-20520.php

ニューヨーク市警(NYPD)の活躍を描く大人気の犯罪捜査ドラマ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』のオリジナルキャラクターであるエリオット・ステイブラー刑事を主人公としたスピンオフが製作されることは以前お伝えした通り。だが、現在全米で起きている暴動をきっかけに、このスピンオフのスタッフが解雇されたようだ。米Varietyほか複数のメディアが報じている。

5月25日にミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に首を押さえつけられて死亡した事件を受け、全米各地で抗議活動と暴動が広がっている。そんな中、6月2日(火)にハリウッドでプロデューサー・脚本家として活動するクレイグ・ゴアが、ウエストハリウッドにある自宅の前でライフルを持った画像と、暴動者を威嚇するようなメッセージをSNSに投稿。「略奪行為が起きたサンセット(通り)は、自分の家から2ブロックしか離れていない。一生かけて築いた我が家に何かしでかすようなゴミ野郎がいたら俺は容赦しない。だからよく考えろ」と述べている。

ここ最近のロサンゼルスでは、人気歌手のアリアナ・グランデやイケメン俳優のティモシー・シャラメも参加した平和的なデモが開催される一方、暴徒による略奪行為も起きている。なお、ゴアはIMDbのプロフィールによれば、自らが10代の頃に窃盗罪で服役していたことがあるという。

そんなゴアの投稿が広まったのは、コメディアンであり『ビッグ・リトル・ライズ』などでアソシエイトプロデューサーを担うドリュー・ジャンダが投稿をキャプチャーし、ステイブラー役のクリストファー・メローニ宛に「あなたの新作のショーランナーは誇らしく思っているみたいだよ」と送ったため。それに対してクリストファーは、「真実はこうだ。僕の作品のショーランナーはマット・オルムステッドであり、新しい人になったという話は一切耳にしていない。この人(クレイグ・ゴア)が一体何者なのか、何をしている人なのか一切知らない」と返答している。


ゴアは『シカゴ P.D.』『S.W.A.T.』といった人気ドラマで脚本家・プロデューサーを務めており、IMDbのページには彼がそれらのキャストと一緒に写った写真も掲載されている。本人はステイブラー刑事の新作にも関わると先月SNSでコメントしていたが、『LAW & ORDER』シリーズと『シカゴ』シリーズの生みの親である大ボスのディック・ウルフは、2日のゴアの投稿に即反応。「国全体が悲しみに暮れている時に、このような振る舞いを許すつもりはない。クレイグ・ゴアを即刻解雇する」と発表した。


なお、ウルフのこの決断について『~性犯罪特捜班』のオダフィン・"フィン"・チュツォーラ役で知られるアイス・Tは、「おっと、大ボスが家を掃除してるな...リスペクト」と賛同の意を示している。


また、『S.W.A.T.』の脚本家チームも2日にコメント。同作がアフリカ系アメリカ人の警官という主人公を通して人種差別問題を積極的に取り上げてきたことを強調し、司法組織に対しては争いを煽ったり悪化させたりしないよう呼びかけている。


放送前からケチがついてしまったが、ステイブラー主役の『~性犯罪特捜班』スピンオフドラマは13話構成で、警察を退職していたステイブラーが復帰しNYPD所属の組織犯罪ユニットのリーダーになるという設定だ。また、同作に先駆けて、ステイブラーが『~性犯罪特捜班』新シーズンにゲスト出演することも決まっている。

『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』はシーズン20がFOXにて放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:クレイグ・ゴアのInstagramより

 

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