彼らは、タスマニアに現存する最古のヨットを整備するために集まった男たち。 1880年に製造されたヨットを、5年の歳月をかけて蘇らせてきた。メンバーのひとりであるピーター・ヒグ氏はこう語る。
「ボートに乗らなくてもここに来るだけで楽しいです。男の社交場みたいな場所。みんなで仲間の船の世話をします。それができるだけで幸せなんです」
その隣には、ピーターさんご自慢の船。ヒューオンパインという、タスマニアにしかない希少な木材で作られたヨットだ。 香り高い樹脂は油分を多く含み、造船には最適。船内は、船というより高級な調度に囲まれたリビングルームのよう。 その乗り心地は、ピーターさんいわく「タイムカプセルに乗ってクルーズしている気分」とのこと。
この場所は、海と船を愛する男たちの“海の隠れ家”だ。
なお、2月14日(金)放送の『港時間』では、世界最古のヨットレース「アメリカズカップ」の発祥の地として知られる、イギリスのワイト島を特集。世界でも有数の伝統あるヨットクラブを紹介する。 ※番組情報:『港時間』
毎週金曜深夜0時15分~0時20分放送、テレビ朝日
(ABCでは毎週金曜夜11時10分~夜11時17分放送、メ~テレでは毎週日曜夕方4時25分~4時30分放送)
関連リンク
「水曜日は働きません」豪・ブリスベン、笑顔が集まる“水曜限定の海時間”
週末の始まりを告げる魔法のひと時――“海の楽園”ニューカレドニアのマジックアワー
絶景の海外線で奏でるロマンチックな音色。「ゴールドコースト」で出会った夫婦デュオ
「この港には魔法のような光がある」多くの芸術家に愛されたフランスの“アートな港”
「これ以上ないオモチャ」―新たな船で世界をめぐる戦いへ。仏の港町で新艇を祝う進水式