本作は週刊漫画誌「モーニング」（講談社）で連載されていた東元俊哉による同名漫画が原作で、。父親が逮捕されたことで母と共に身を隠すように生きてきた主人公・田村心（竹内）が、突然事件が起こる直前の1989年（平成元年）へタイムスリップし、失われた家族の笑顔を取り戻すために事件の真相に迫っていく姿を描いている。1月26日に放送された第2話では、終盤でこれまで一番怪しいと思われていた長谷川翼（竜星涼）が死亡し、事件の謎はますます深くなるばかりだ。
「考察大会」では職務柄、素顔を明らかにできないということで来場者は全員マスクとサングラスを着用しての参加となった。そして、犯人を突き止めるため、ぜひプロの意見を聞きたいと物語の主人公・田村心役の竹内が急遽会場に登場した。竹内はマスクとサングラス姿の観客たちを見て「怖すぎて･･･びっくりしました（笑）。え、サングラスは自前ですか？」と驚きつつ、「今日はプロの皆さんの考察が聞けるということで･･･プロの方々がどんな考察をされるのか大変気になっています」と楽しそうに語った。
続いて犯人考察の手助けをするべく、壇上に赤ペン瀧川が登場。1話、2話をダイジェストで紹介すると、ポイントを抑えつつ興味を引き付けられるようなコミカルな要素も入れた秀逸なまとめ方に会場は大盛り上がり。竹内も「もう（秀逸すぎて）言うことないです。ありがとうございます！」と感心しつつテンションが上がっていた。
また、瀧川は2話のラスト1分で全員が怪しく見えるようなカットが差し込まれていたこともあり、ドラマに登場する人物たちの「怪しすぎる行動」をその2話のラストシーンから勝手に読み解いた内容も披露。推理すればするほど謎が深まり「僕もう分かんないです･･･」という言葉で締めた瀧川に、竹内は「村人ひとりひとりの黒い部分をちゃんと切り取って、いかにも怪しくまとめてくださっていてすばらしいと思います」と評価していた。
会場全体で考察を進めていく中、原作者・東元俊哉氏から届いた手紙が読まれることに。東元氏は「ドラマ版では原作にいないキャラクターも登場しています。はっきり言って、全員怪しすぎます。ユースケ・サンタマリアさん演じる金丸もとても怖いですね。心さんはあの金丸を目の前にしてよく事情聴取を耐えましたね。僕もヒヤヒヤしながら観させていただきました」とドラマの感想を伝える。
また、「竹内涼真さん、毎日本当にお疲れ様です。加害者家族として育った田村心を演じるのは難しいだろうと心配していましたが、涼真さんは見事に田村心そのものです。いえ、原作以上です。人間くさくて繊細で、熱くて愛があって。僕の書いたキャラクターがこんなに輝くなんて想像していませんでした。毎週圧倒されっぱなしです。この役を引き受けてくださり感謝しかありません、ありがとうございます」と竹内への感謝の思いをつづり、さらに「僕もまだ台本を全部読んでいないのですが、真犯人は原作と違うとお聞きしてます。ヒントはドラマの画面にしか隠れていません」と衝撃の事実を明かした。
これには登壇者含め会場中から驚きの声があがり、その事実に対してコメントを求められた竹内も「初めて知りました。僕も原作は読んでいるので、それで台本を読んでいると原作にはない展開があったので、『これはどうなのかな』と思っていたんですけど」と衝撃を受けたようだ。
またこのイベントのMCを務め、原作・ドラマの大ファンだという宇内梨沙アナウンサーも「驚きました！でも私も原作を読んでいますけど、確かにすでに原作のストーリーと違う部分がありますもんね！」と興奮気味に語った。
そんな衝撃の事実が明らかになった後、イベントでは会場に集まった探偵たちの犯人考察を発表。作中に登場する事件の事が書かれた新聞や人間関係などから深く鋭い考察を展開する探偵たちに竹内は「面白いと思います。すごい洞察力ですね」と興味深げに耳を傾け、瀧川も「鋭いですよね」と感心しきりだった。
その後、ますます盛り上がりを見せるという第3話の見どころを瀧川がうまく核心部分をぼやかしながら紹介したのち、最後に竹内が「今本当に忙しくてタイトなスケジュールの中、皆さんと瀧川さんとこのイベントに参加できて本当に楽しかったです。僕自身、ドラマの真犯人は本当にわからないですし、せっかく皆さんとこういったイベントで一緒に考察もできたので、ぜひ主人公の心の気持ちになって、これからの放送を最後まで応援していただけたらと思います。今日はありがとうございました！」とコメントしてイベントを締めくくった。
日曜劇場『テセウスの船』は毎週日曜夜9：00からTBSで放送。動画配信サービス「Paravi（パラビ）」でも1話から配信されている。
(C)TBS
関連リンク
パラビ『テセウスの船』視聴ページ
同じ位置にほくろ！『テセウスの船』竹内涼真との親子役に鈴木亮平が自信
竹内涼真主演『テセウスの船』放送開始！"家族"を取り戻せるのか
Plus Paravi（プラスパラビ）