去年10月、まだ19歳の芝野が「名人」のタイトルを奪取し、囲碁界が騒然となった。AIを駆使し実力の向上をはかる“AI世代”と呼ばれる囲碁の新世代の筆頭だ。
囲碁の7大タイトルのうち、名人は上から2番目。そんな格式高いタイトルを10代で獲得し、最年少記録を樹立。さらに、続く7大タイトルの王座戦では、タイトル奪取を賭け、一昨年、国民栄誉賞を獲得し、今の日本囲碁界でも最強と言われる井山裕太と激突。名前にある「虎」のように眼光鋭く、盤上では常に一進一退の攻防を繰り広げた。
そして11月29日、最強と言われる井山を3-1で下し、2つ目のタイトル「王座」を獲得。20歳を迎えた11月に2冠目を達成し、またしても最年少記録を樹立した。
しかし、一度対局から離れると鋭い眼差しとオーラは消え、優しい青年の表情へと一変する。自分のことを「引きこもり」と言うが、自宅では携帯にも触れず、ゲームなどもせずに、ひたすらAIと囲碁を打つ。
取材中、今後の目標を聞くと「囲碁とは別にやりたいことが見つかれば、明日にでも囲碁は辞めてもいい」との答えが。
今回、番組は、「名人」獲得を機にメディアの注目を浴びるようになった芝野の日々を取材。そして2冠目を達成し、最年少記録を樹立した王座戦の舞台裏や、強さの秘密、そして勝負師の顔とは違う、20歳の青年の素朴なプライベートの姿にも密着する。
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