依頼人は、なんと西郷隆盛の子孫。もちろんお宝は西郷隆盛に関するもので、3年前、亡くなった母のタンスを整理していた際に発見した「(西郷隆盛の子供)西郷菊次郎と酉三の写真」。依頼人の友人で歴史研究家の原田さんによると、これまで酉三の写真が世に出たことはないそうで、「(この写真を見て)初めて(顔が)わかった」とのこと。
日本に写真が定着したのは、幕末。第15代将軍の徳川慶喜をはじめ、高杉晋作や坂本龍馬ら維新の志士たち、さらには新撰組の近藤勇や土方歳三といった面々がこぞって被写体となった。しかし、西郷隆盛だけは1枚も写真を残しておらず、それは大の写真嫌いであったから。その理由は、自身の功績をひけらかすことに繋がるため、暗殺を防ぐためなど……。
有名な肖像も、写真ではなく絵画。しかも西郷隆盛と会ったことのないイタリア人画家が親族や知人から助言を受けて、目元は弟の西郷従道から、口元は従兄弟の大山巌をモデルにしたと言われている。
西郷隆盛の知られざる容姿を推し量ることができる、息子2人が映ったお宝。とても貴重なものだと伺え、依頼人の評価額は「30万円」を予想。しかし、実際の鑑定額は100万円となり、鑑定を担当した「日本カメラ博物館」館長の谷野啓は「西郷隆盛の息子の初めて見る写真で、とても珍しいです」「今後の西郷隆盛の研究に役立つ資料」と評価していた。
次回は9月17日に放送される。
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