2月17日に「1分で超絶開運 セルフお祓いブック」（大和出版）を上梓したLove Me Doさんは、芸能人のブレイク、政界の重大ニュース、スポーツの試合結果や得点選手、自然災害についてなど、数々の予言的中エピソードを持つ占い師。
自分で簡単にできる“セルフお祓い”の方法について聞く全4回のこの企画、第4回目はLove Me Doさんが「普段の生活で運を逃さないために心がけていること」、そして占い師を志したきっかけについて聞きました。
新宿二丁目のバーで手相占いをしていたら「当たる」と評判に
――「タレント系の占い師の中では1番勉強してきた」と常々語るLove Me Doさんですが、占い師を志したきっかけについて教えてください。
それは、お笑い芸人として挫折したから（笑）。占いに関しては中学生の頃にマンガの「ジョジョの奇妙な冒険」（荒木飛呂彦／集英社）の第3部（※）が流行っていて、その影響でタロットカードを始めました。その後に、予備校の先生が、細木数子さんの提唱する“大殺界”（※）の話をしてくれて、「そういう考え方があるんだ」って知って占いや四柱推命に興味を持ちました。
（※）「ジョジョの奇妙な冒険」第3部：タロットカードの暗示を受けた刺客が登場する
（※）大殺界：12年中の3年間という期間に「陰影」「停止」「減退」という注意をしないといけない年が訪れるという占術
22歳で芸人として吉本興業に入りますが、1年目くらいに中川家さんの漫才や千原兄弟さんのトークライブを見て、「あーこれはもう無理だ」と思って挫折しました。
それでも芸人を辞められずにいたときに、吉本の社員さんから「オネエキャラならいけるんじゃないか」ってアドバイスをされたんです。確かに女装をするのが好きだったし、オネエタレントの方々はプロフェッショナルな職業を持っている方が多いのでいいなと思い、「両方視聴率が取れる」という理由で、オネエの占い師を目指すことになりました。
そこから独学で手相の本を読み、オネエとしてもちゃんとキャラを確立しなきゃいけないから、新宿二丁目のバーで働き始めました。そのうち、お客さんの手相占いをしていたら「占いが当たる」って評判になっていったんです。
そのうち手相だけではなくもっと他の占いも勉強したいと思い、当時の錚々（そうそう）たる占い師の先生たちの講座に通いました。世の中にはメディアには出てこない、理屈っぽい頑固親父みたいな偉い先生がたくさんいるんです。そういう先生方のもとで、江戸時代や明治時代に研究されていた古典の占いを体系から学びました。
四柱推命、占星術、手相、タロット、易、風水…いろいろなジャンルの講座で学び、何百万円というお金を使いました。昔の占いの本は手書きのものも多くて、とても高価で、現代の本には一切残っていないことが書いてあるんですが、そういうものを片っ端から手に入れて勉強しました。
腕相撲が強い人って握手をした瞬間にどっちが強いかが分かるじゃないですか？私も他の占い師が占っている姿を見た瞬間に「この人はあの理論を知らないんだな」とか分かるようになりました。
タレント系の占い師の中では1番勉強してきたという自負もあります。でも私のこのビジュアルだと、真面目なことを言っても信憑性があまりないから、難しいですね（笑）。
運を逃さないためにやっていること
――Love Me Doさんが、普段の生活で運を逃さないために心がけていることはありますか？
感謝する気持ちって絶対に大切で、「ありがとう」ってちゃんと言えるようにというのはありますよね。でも、実は「怒りをどう見せるのか」ということも大切なんです。これも“セルフお祓い”のひとつです。
ピリッとした空気を自分でコントロールして出して、他人からいいように扱われないようにするのはすごく大事。逆に舐められたほうがうまくいくこともあるし、いいように扱われているふりをすることも時として大事だけれども、「この人だったら怒らない」と思われ続けてしまうと、はね除けることをしないとずっとそのままで終わっちゃうんです。
「この人だったら怒らない」と思うからいっぱい頼みごとをされる。嫌われたくないから「いいですよ、やります」って言いながらも、腹の中では「なんで私ばっかり」って思ってる人も多いのではないでしょうか。 そういうときに、ものの言い方ではなくて、その人なりのピリッとした空気の出し方が必要になります。それも“セルフお祓い”ですし、私も普段の生活でやるようにはしています。
私は見た目的にやっぱりいじられやすいですし、真面目そうに見られないので、自分が相手にどう見られているかによって感情の使い方をうまくコントロールします。それができると人生が変わっていくんじゃないかなと思っています。
＜Love Me Doからのメッセージ＞
いつもいいところまで行くのにうまくいかない、努力しているのになかなか道が拓けない、運命の人に出会えないという人は、もしかしたら目に見えない何かのエネルギーに邪魔されているかもしれません。
皆さんが自分自身で祓うことで、なんらかの邪魔をしている人の思いや念に気がついてほしい、幸せになってほしいというメッセージをこの本に込めました。
78のセルフお祓い方法を紹介「1分で超絶開運 セルフお祓いブック」発売中
関連リンク
「ミスやトラブルに巻き込まれないようにする」Love Me Doが教える“セルフお祓い”
「嫌いな人との縁の切り方」Love Me Doが教える“セルフお祓い”
運気をコントロールする方法！Love Me Doが教える“セルフお祓い”
中古住宅を19年かけて改築! DIYクリエーターchikoに『セブンルール』が密着
園子温監督が講評「さらば森田がよい。マヂラブはよくない。あとはふつう」