『ゲーム・オブ・スローンズ』セックスシーンの舞台裏はメチャクチャだった? – 海外ドラマ

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米HBOの大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』には、過激な濡れ場や全裸シーンなど際どい場面が多いことで知られているが、キャストの一人がセックスシーンの撮影がオーガナイズされておらず、メチャクチャになりそうだったと明かした。

第二章からシオン・グレイジョイの姉ヤーラを演じたジェマ・ウィーランが、『ゲーム・オブ・スローンズ』におけるセックスシーンの撮影について言及。現場には、親密なシーンの撮影を監修するインティマシー・コーディネーターがおらず、かなり酷い状態だったと英The Guardianに語っている。

「撮影スタッフは、"こっちがアクションと言ったら、(ラブシーンを)始めて!"とだけ言って、メチャクチャな混乱状態になり得た。だけど、常に俳優同士がお互いに問題ないかどうか、本能的に確認を取り合っていたの。娼館で女性と一緒にいるシーンがあったのだけど、彼女の露出が多かったから、カメラがどこにあるべきか、そして彼女がどうしたいかについて話をした。監督は、"少し乳房を噛んで、それから彼女のお尻を叩いて。いくぞ!"という感じだったけど、いつも私は相手の俳優ときちんと話し合うようにしていたの」

またジェマは、ヤーラとシオン(アルフィー・アレン)が久しぶりに再会したとき、彼が彼女を自分の姉だと気づかず、二人が一緒に馬に乗っているときに、背後からシオンがヤーラの体をまさぐる際どいシーンについても語った。

「アルフィーは、"これでいいかな? どうすれば、このシーンを上手くやれるだろうか?"と言っていた。親密なシーンを監修するディレクター、セックスシーンのコレオグラファーがいれば、"あなたはそっちに動いて、あなたはこっちで..."と指示を出して、撮影前に許可と同意が与えられる。そうすることで正しい方向へ向かうはず」と、インティマシー・コーディネーターの存在の重要性を強調していた。

2018年に世界中で#MeTooムーブメントが巻き起こったことを機に、ハリウッドではインティマシー・コーディネーターが映画やドラマのラブシーンなどを監修することが一般的になってきている。だが、『ゲーム・オブ・スローンズ』はそれ以前にほとんどのシーズンが撮影されたため、際どいシーンで十分な配慮がなされていなかったようだ。

なお、ジェマはシリーズの終了後、人気スパイドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』シーズン3や米HBO Maxの新作ドラマ『Frayed (原題)』にゲスト出演する他、英ITVのミステリードラマ『The Tower(原題)』で主演を務めている。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』(c)2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

 

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